好きなチームを応援するため、毎週サッカーくじのtoto「3000円分」を購入しています。あまり貢献できていない気がするのですが、実際チームの役に立っているのでしょうか…?
サッカーJリーグの試合結果を予想して、的中すれば当選金がもらえるスポーツくじのtoto。好きなチームの勝利に賭けるなど、願掛けするような気持ちで購入している人もいるのではないでしょうか。 本記事では、スポーツくじのtotoの収益がどのように使われているのかを解説し、購入することでチームに貢献できるのかについて考えます。また、収益金の一部がクラブチームのために使われるスポーツくじ「WINNER」についても紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
スポーツくじの「toto」の売上は何に使われている?
スポーツくじのtotoは、独立行政法人である「日本スポーツ振興センター」によって運営されています。スポーツ振興を目的とした独立行政法人であることから、totoの収益金も選手や指導者の育成、グラウンドの芝生化などスポーツ振興のために使われています。 totoの売上金のうち、どれくらいがスポーツ振興に役立てられるのでしょうか? スポーツくじが運営している「スポーツ応援サイトGROWING」によると、totoをはじめとするスポーツくじの売上金は図表1のように使われています。 図表1
スポーツ応援サイトGROWING スポーツ振興くじの使い道 まず、売上金のうち50%が当選金として払い戻されます。さらに、一部は経費もしくは特定金額として差し引かれます。特定金額とは、国際大会のためのスポーツ施設の整備などに使われる経費のことです。 当選金や諸経費を差し引いた残りの金額が、「収益金」となります。スポーツ振興に使われるのは、収益金の3分の2です。残りの3分の1は国庫に納められます。 収益金の3分の2と聞くと少ないように感じますが、実際はかなりの金額です。2024年度の助成金は188億6605万円(2024年5月時点)となっています。収益金は、主に次のような事業に使われています。 ・大規模スポーツ施設整備助成 ・地域スポーツ施設整備助成 ・総合型地域スポーツクラブ活動助成 ・地方公共団体スポーツ活動助成 ・将来性を有する競技者の発掘および育成活動助成 ・スポーツ団体スポーツ活動助成 なお、スポーツくじには勝敗を予想しないタイプの「BIG」もありますが、こちらの収益金も使い道はtotoと共通しています。