【独自】各地で相次ぐ“危険な当て逃げ…被害者泣き寝入りが多い理由に「人手が足りない…」と専門家指摘
各地で車による危険な当て逃げが相次いでいる。岐阜県では、緩いカーブで対向車が車に突っ込み、当て逃げされる事件が確認された。さらに福島県でも似たようなカーブの道で当て逃げが起きたという。いずれも運転手は無事だが、車は大きく破損していた。被害者泣き寝入りが多い理由に「人手が足りない…」専門家は指摘する。 【画像】対向車線の車が当て逃げをしていった瞬間(7日午後7時半頃、岐阜・海津市)(合計4枚)
【岐阜県】カーブで曲がらず衝突
岐阜・海津市で7日午後7時半頃、すっかり暗くなった道を走行中だった車が撮影したのは、対向車線の車が当て逃げをしていった瞬間だ。 撮影者によれば、「緩いカーブだったんですけど、1台だけカーブを曲がらずに真っ直ぐこちらに向かってきた」とのことで、その後、相手の車は止まることなく、現場から走り去っていったという。 被害に遭った車はサイドミラーが大きく破損し、警察が捜査を進めている。 また、撮影者は「前日に納車をされたばかりの車だったので…悲しい気持ちですね」と新車で起きてしまった事故に意気消沈している。
【福島県】カーブで対向車が接触
福島・国見町で10月30日午後5時半頃にも、危険な当て逃げが撮影されていた。撮影者は暗闇の中緩やかな左カーブを曲がっていたところだった。 その時、黄色の実線をはみ出してきた対向車がすれ違いざまに接触してきたのだ。事故後、撮影者は急いで引き返してみたが、相手の車は見当たらなかった。 車は岐阜県の当て逃げと同様に、サイドミラーが大破。撮影者はすぐに警察へ通報したという。また、事故の瞬間、「家族の顔はよぎりましたね」と死を意識したと語っている。
誰でも被害者になる可能性が…
各地で相次ぐ当て逃げだが、専門家によると被害者が泣き寝入りになってしまうケースが非常に多いという。 交通事故鑑定ラプターの中島博史所長は、「(人身の)被害者がいる交通事故ですとか、(警察は)そういうところに人手を優先的に割いていきますので、人手が足りなくなっているというのが実情だと思う」と語る。 また、「保険であったり、被害ができるだけ小さくなるように対策しておく必要があるのだと思います」と誰でも当て逃げされる可能性に備えておく必要があると話している。 (「イット!」 11月21日放送より)
イット!