何度もオーディションに出てようやく本戦出場が決まった野田に喧嘩自慢が宣戦布告

　2024年9月1日（日）に開催が決定した『BreakingDown 13』のオーディション動画が、8月3日（土）より朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて公開されていく。 【写真】「失神させてやるよ」プロ格闘家をBreakingDownから追い出すために戦うというナオキ 　その第一弾として公開された動画には、朝倉CEOが「あいつは面白い。ニュースターです」と絶賛する男が登場。その男ナオキは生まれてから15歳まで児童養護施設暮らしで施設の職員に暴力を振るい、15歳から20歳まではほぼ少年院で暮らしてきたという。 　オーディションに現れたナオキは「BreakingDownって喧嘩とか1分間の殴り合いとか言ってると思うけれど、気づいたらプロとか、格闘技ずっとやってるヤツばかりいるんですよ。正直、見ててつまんねえなって思って。BreakingDownってそういうヤツじゃねえから面白いと思ってるんですけど。だから俺が西島と戦いたい理由が、あいつプロ行くって言っていつまでも行かないでいるので、俺がここでぶっ倒してさっさとプロ行かせてやろうと思って」と、2023年5月からBreakingDownに出場し、3勝2敗の西島恭平との対戦を熱望。 　西島は空手出身で2017年「全世界青少年空手道選手権大会」男子14～15歳60kg未満で優勝、『K-1カレッジ』（K-1甲子園の大学生版）では2020年に3位、2022年には準優勝を収めている。朝倉CEOは「西島恭平くんはBreakingDownに出てちゃおかしいくらいのレベルですよね。スピードといい、一番強いんじゃない？ 階級別にしたら。普通にRIZINとかに出ている選手の中でも打撃レベルは相当高いと思うよ」と高評価していた。 　ナオキは、RISEとRIZINに出場することを目標に掲げている西島をスパーリングにて右フックでKO。「マジでBreakingDown好きなんですけど、格闘家ばっかりなんで。世界チャンピオンとかプロとか、現役が来てるんじゃねえよって思って。これからぶっ倒して行きます」と、BreakingDownに出場しているプロ格闘技経験者たちに宣戦布告した。 　朝倉CEOは「凄いね、格闘技やってないのに雰囲気もいい。これからスターになりそうな新しい顔です」と、喧嘩自慢でありながら西島をKOしたナオキを絶賛。 　そのナオキが「お前プロだろ。俺は喧嘩自慢だよ。ナメんなよ。お前も本戦で失神させてやるよ」と宣戦布告したのは、K-1甲子園2020 -55kg王者でK-1、RIZIN、RISEに出場している野田蒼だった。 　野田は幼少期から関西のアマチュア大会で活躍し、高校1年生でK-1アマチュア全日本大会で優勝、K-1甲子園2020 -55kg王者にもなった若きテクニシャン。2021年5月のK-1横浜武道館大会で行われた「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に参戦し、Krush王者・壬生狼一輝とスプリット判定にもつれ込む激闘を見せた。 　2022年3月の再起戦では松谷桐から合計3度のダウンを奪って大差の判定勝ち。2022年7月にはKrushバンタム級タイトルに挑戦もしている。12月のK-1大阪大会では「初代K-1バンタム級王座決定トーナメント」のリザーブファイトでTKO勝ち。2023年10月のKrushで鬼山桃太朗にKO負け後はK-1グループを離れ、2024年3月にはRIZINに出場し、キックルールで上村雄音にTKO負け。6月にはRISEに初出場したが、JINにKO負けと3連続KO負け中。 　BreakingDownのオーディションには以前から参加しており、一度は西島と本戦で決まりかけたが、この試合は実現しなかった。今回のオーディションで野田は「試合1回も出来てなくてフラフラしていると言われているんですけれど、本気で人生変えたくて」と本戦出場を熱望。 　キックボクシング無敗だという渡邊秀海とスパーリングを行い、勝利したところで前述のようにナオキに対戦を迫られた。 　朝倉CEOは2人の本戦での対戦を決定。「あいつは面白い。ニュースターです」と朝倉CEOが絶賛する喧嘩自慢を相手に、野田はプロの意地を見せることが出来るか。