（写真：読売新聞）

　読売新聞社は、米ダウ・ジョーンズ社と法人向けデジタルメディア「ＤＯＷ　ＪＯＮＥＳ　読売新聞　Ｐｒｏ」を創刊します。サブスクリプション（定期購読）型で、来春に開始予定です。

　技術革新や社会変動の加速で国内外の情勢の不安定性や複雑性が高まり、企業経営や組織運営の現場から、先を読む手がかりとなる情報をいち早く手に入れたいという声が高まっています。

　こうした要請を受けて、両社は強みを生かして幅広い分野で最先端の動きを追い、揺れ動く事象を読み解くニュースや、大きな可能性を秘めたシーズ（種）をリアルタイムで提供します。高い専門性を意識し、「Ｐｒｏ」は「プロフェッショナル」の意味を込めました。

　日本から海外への発信力も強化します。厳選した記事を専門スタッフが英訳してダウ・ジョーンズのメディアで海外に伝え、日本の「今」を正確に世界へ届けていきます。

　新媒体からの情報を手がかりに難局を乗り越える企業や組織の姿がきちんと海外に発信されれば、国内外で好循環が生まれ、日本の成長につながると考えます。

　ダウ・ジョーンズは１８８２年に米国で創業した経済メディアで、世界的に有名な８９年創刊の「ウォール・ストリート・ジャーナル」や、金融・ビジネス情報サービスの「ダウ・ジョーンズ・ニュースワイヤーズ」などを展開しています。

　読売新聞社は日本最大の約２５００人の記者が政治や経済、国際、社会、科学、医療、教育、地域、生活、文化、スポーツなどを取材しています。新事業で能力を一段と高め、日々の紙面を充実させていきます。