創価大・ムチーニが2位に、早稲田大・山口竣と駒沢大・谷中の両1年生が順位上げる…3区
箱根駅伝は2日に往路が行われ、レースは3区(戸塚中継所~平塚中継所=21・4キロ)入り。近年はエース級が投入され重要性が増した。(デジタル編集部) 【一覧】箱根駅伝2025 全チームの区間エントリー選手&区間記録
戸塚中継所で首位でたすきを受けたのは中央大・本間颯(2年)。全日本は3区で区間6位、1万メートルで27分46秒60の記録を持つホープだ。
同中継所で2位の東京国際大は全日本3区で区間4位の日本人エース、佐藤榛紀(4年)が出場。
3位だった青山学院大は新エースの鶴川正也(4年)。熊本・九州学院高時代に全国高校駅伝1区で区間賞を獲得するなどした逸材は故障が多く今回が初出場。昨年5月の関東学生対校選手権5000メートル(2部)で他校の留学生を抑えて優勝を飾り、出雲1区と全日本2区でそれぞれ区間賞を獲得。1万メートルで27分43秒33の学内記録をマークするなど勢いがある。
同中継所で4位だった創価大は選手変更、前回箱根2区で区間5位だったスティーブン・ムチーニ(2年)に託す。
5位の駒沢大は選手変更により全日本4区で区間3位の谷中晴(1年)を起用。
同中継所で8位だった国学院大は全日本6区区間賞を区間新記録で獲得した山本歩夢(4年)。前回の箱根は欠場したが、1、2年時にともに区間5位で3区を走っており今回が3度目だ。
12位と出遅れた城西大は2年連続で9区を担当してきた主将・平林樹(4年)。
【経過】
7・7キロの藤沢を選手が続々通過。先頭を行く中央大の本間は2位東京国際大・佐藤との差を53秒に広げた。その佐藤に迫るのが青山学院大の鶴川で4秒差。さらに12秒遅れで創価大のムチーニが4位で続く。
9・4キロ付近、国学院大の山本がペースを上げ、5位の駒沢大・谷中に迫る。
10・5キロ付近、青山学院大の鶴川が東京国際大・佐藤をかわし2位に浮上。
創価大のムチーニのエンジンがかかってきた。12キロ過ぎ、青山学院大の鶴川を抜き、2位交代。
中央大・本間が快調だ。14・4キロの茅ヶ崎で2位の創価大・ムチーニとの差は1分7秒差、3位青学大・鶴川との差は1分20秒差となっている。