「ドライビングレーンなんて見てなかった」F・ヴァグナーがレイカーズ戦の決勝3ポイントを回想「クラッチタイムでは考えすぎないことが大事」<DUNKSHOOT>
現地時間11月23日、オーランド・マジックは、ホームのキア・センターでデトロイト・ピストンズに111-100で勝利を収め、開幕からホームゲーム8連勝と無敗をキープしている。 【動画】マジックを劇的勝利に導いたF・ヴァグナーのレイカーズ戦ハイライト! マジックはパオロ・バンケロ(右腹斜筋断裂)、ウェンデル・カーターJr.(足)の欠場に加え、先発ガードのジェイレン・サッグスが左ハムストリング負傷で前半に途中退場するなか、ここ9戦で8勝1敗と好調だ。 この試合、マジックはフランツ・ヴァグナーがゲームハイの30得点、8アシストに9リバウンド、2スティールと大暴れ。さらにモリッツ・ヴァグナーが18得点、7リバウンド、5アシスト、アンソニー・ブラックが11得点、5アシスト、2スティール、ジェット・ハワードが10得点、4リバウンド、ジョナサン・アイザックが12リバウンド、2スティール、3ブロックと続いた。 バンケロの離脱後、平均27.7点とチームを引っ張っているF・ヴァグナーは、今季18試合の出場で平均23.6点、5.8リバウンド、5.6アシスト、1.72スティールと絶好調。昨季までのキャリア3シーズンで、1試合に25得点、5リバウンド、5アシスト以上を記録したのは7度だけだったが、今季はすでに8度もクリアしている。 同点13度、リードチェンジ21度を数えた21日のロサンゼルス・レイカーズ戦でも、フランツは最終クォーターだけで15得点を荒稼ぎ。残り2.5秒には決勝弾となるステップバックスリーを放り込み、119-118で劇的勝利を飾る立役者となった。 「僕らにはタイムアウトが残っていなかった。まず、自分にはAD(アンソニー・デイビス)がついていたから、マッチアップ相手をスイッチする方法を探っていた。チームのみんながうまくセットアップしてくれたんだ。 あの場面で、僕はドライビングレーンなんて見ていなかった。その前(残り27秒に落とした3ポイント)にいい感触で打てたからね。クラッチタイムでは考えすぎないことが大事なんだと思う。僕にとってはあれが良い兆候だった」 23歳のドイツ人フォワードはそう振り返り、見事に逆転勝利へと導いた。 マジックは24日時点でイースタン・カンファレンス3位の11勝7敗(勝率61.1%)。トップのキャブズ(17勝1敗/勝率94.4%)と6.0ゲーム、2位のボストン・セルティックス(14勝3敗/勝率82.4%)と3.5ゲーム差の好位置にいる。 文●秋山裕之(フリーライター)
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