卵を毎日食べるのはヘルシー? 卵の食べ方が健康に与える影響
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
パンケーキやマックマフィン、オムレツ、ブレックファストブリトーなど、朝食には卵を使った料理が欠かせない。この定番食材は、もっともポピュラーで手に入れやすいたんぱく質源の一つ。朝食に卵を食べると腹持ちもよく、一日の活力を得ることができる。 ほとんどの朝食メニューに卵が使われているということは、それだけ多くの人が毎日卵を食べているということ。栄養の専門家たちいわく卵は朝食べるのにいい食品の一つのようだけど、毎日卵を食べることの潜在的な健康リスクについて、不穏な警告を耳にしたことがあるはず。 結局、真実はどうなの? 毎日卵を食べるのは健康に悪い? 卵の代わりにおすすめのより栄養価の高い食べ物は? 朝食に卵を割る前に知っておきたいあらゆる要素について、栄養専門家のケリアン・ペトルッチ博士に話を聞いてみた。
その小さい個体の中にたくさんの栄養素が詰まっている卵は、100gあたり12.2gのたんぱく質を含んでいる。肉や魚に比べ、卵はもっとも経済的なたんぱく質源の一つ。そして主要栄養素のほかにも、ヘルシーな食生活に貢献するいくつかの必須化合物が含まれている。 なかでもとくに貴重な栄養素が、卵黄に含まれるコリン。「コリンは、丈夫で弾力のある細胞膜の形成に役立ちます。さらにメチル化にも(遺伝子のオンとオフを切り替えるプロセス)、重要な役割を果たします」とペトルッチ博士は話す。 またコリンは神経伝達物質アセチルコリンの構成要素の一つとして、気分の調節や記憶機能にも大きな役割を果たしている。「コリンを多く摂取すると、うつ病、物忘れ、不安症の予防に役立つ可能性があります」と補足するペトルッチ博士。 これでもまだ、卵がヘルシーだと信じられない? ペトルッチ博士によると、卵にはほかにもリボフラビン、鉄、亜鉛、葉酸、リン、ビタミンA、D、B6、B12が含まれており、天然のマルチビタミンと言っても過言ではないそう。