彼氏に突然別れを切り出し、友人からの連絡も無視。不可解な行動をとる理由は?【作者インタビュー】
あなたの周りでドッペルゲンガーに会った人はいるだろうか? ドッペルゲンガーは自分とそっくりな姿をした“分身”で、古くから死の前兆として恐れられてきた。SNSで話題になった『友達のドッペルゲンガー』は、イラストレーターのちょん。さんが、友人の身に降りかかった恐怖体験をもとに描いたホラー漫画だ。 他校の友人・ゆうは、夏休みに彼氏と海へ。その帰り道に、事件か事故の現場を目撃するが、特に気にとめることはなかった。夏休みが終わり、友人と久しぶりに再会したゆう。すると霊感の強い友人・あおから、女の子が憑いていると指摘される。その後、自分にそっくりな人物の目撃情報が多発する。第19話と第20話では、彼氏に別れを切り出し、友人からの連絡も無視するゆう。そんな彼女を心配して自宅を訪ねてみるが――。これまで、さまざまな不思議な出来事を実際に経験したというちょん。さんに話を聞いた。 【漫画】『友達のドッペルゲンガー』を読む
友人の母の言葉で、友人の変化を確信
――友達の性格が変わって、疎遠になってしまうことは、現実にも起こりそうだと感じました。何かおかしいと違和感を覚えた決め手は何だったのでしょうか? 電話やメールをしても何も反応がありませんでした。こんなことは初めてだったので、ゆうに直接会いに行くことにしました。すると、ゆうのお母さんまで「あの子ね、最近少し変わったの」と言いました。「お母さんに対しての態度も変わってしまったの?」と思ったときに、「私が感じていた違和感は間違っていない!」と思いました。 ――現実に見たことがないものを描く難しさもあると思います。こちらはどのように想像をふくらませているのでしょうか? 参考にしているものなどはありますか? 見えないものを描くのは、本当に難しかったです! そこで幽霊の画像をネットでたくさん検索しました。心霊写真やホラー映画の画像が出てきて、見ているとうちにめちゃくちゃ怖くなったのを覚えています(笑)。 ――ホラージャンルでお好きな作品はありますか? 昔はホラー作品が好きでたくさん読んでいましたが、今では怖くてまったく読まなくなりましたね。今は、ほっこり漫画やキュン漫画を読むのが好きです!
ちょん。 小学1年生の子どもを育てる漫画家・イラストレーター。実際に体験した不思議なエピソードや子どもとの日常を描いている。