沖縄・宮城島からも土砂搬出開始、辺野古移設工事で沖縄防衛局 抗議活動活発化の可能性
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省沖縄防衛局は20日、同県うるま市の宮城島から埋め立てに使う土砂や石材の搬出を開始した。一連の工事が完了するのは令和15年4月ごろと見込まれる。 防衛省は8月、海底に軟弱地盤の広がる大浦湾側での護岸造成に向け本格工事に着手。宮城島は石材などの新たな調達先の候補の一つだった。 移設工事に使う土砂搬出を巡っては、名護市安和(あわ)の搬出港付近の路上で6月、国道に出ようとしたダンプカーに同市の男性警備員=当時(47)=と抗議活動中の70代女性が巻き込まれ、警備員が死亡し、女性が重傷を負う事故が起きている。宮城島でも抗議活動が活発化する可能性がある。