懐かしのポケベル暗号、あなたは読める? クイズで解読力を試してみよう!
「114106」をなんと読むか分かりますか?数字だけで文字を表現するポケベルのメッセージ。受信専用のポケベルを使って数字で文字を表現するようになったのは1990年頃で、女子高生を中心に流行しました。 【画像でわかる】意外と知らない、最盛をほこっていた「着メロ」「着うた」はなぜ廃れたのか 携帯電話の登場によりポケベル自体は廃れましたが、ポケベル暗号自体はいまでも日本人に馴染みのある暗号として話題になることも。 そんなポケベル暗号の読み方を、今回はクイズとともに改めてご紹介。ちなみに冒頭の「114106」は「アイシテル」。ポケベル暗号の中でももっとも「語呂合わせ」に近く、解読の難易度が高い暗号です。 ではさっそく、ポケベルの読み方を見ていきましょう。
【まずは挑戦!】ポケベル暗号クイズ
冒頭の「114106」の読み方は「アイシテル」。では「49106」はなんと読むでしょうか。答えは「至急電話」。「49」で「至急」、「10」で「テ」、「6」で「ル」、つまり「至急テル(TEL)(電話)」ということになります。
ポケベル暗号とは?
「アイシテル」と「至急TEL」はポケベル暗号として語呂合わせに近く、独自性が高い暗号だと言えます。実はこの2つはやや特殊な暗号に近く、通常のポケベルの文字入力の方法とはちょっと違います。本来のポケベルでの文字表現は、基本的に数字二桁で文字を1文字あらわすものです。たとえば、「おおさか」と表現したい場合、「15153121」になります。
【基本】ポケベルメッセージの定番
一方で、よく利用する単語や言葉については、この規則性に当てはまらず、「ポケベル暗号」として使用されていました。慣れていないとつい基本の表に当てはめたくなってしまうものですが、こうしたよく使う言葉は「その数字」として利用する人に記憶されていました。 つまり「15153121」=「おおさか」のような基本的なポケベル文法と「999」=「サンキュー」というスラング的な文法が入り乱れていたのがポケベル文化だったと言えます。いま振り返ると、実はかなり高度なコミュニケーションだったと言えるでしょう。
【応用】風変りポケベル暗号
ほかにも風変りなポケベル暗号がありました。「昔こんなポケベル暗号があったんだよ!」という会話で雑談が盛り上がるきっかけになることも。また、「いまであればどんなポケベル暗号が生まれるか」で会話が弾むこともあるでしょう。 ポケベル自体はもう使われなくなってしまいましたが、ポケベル暗号自体はいまもコミュニケーションのひとつとなり得るかもしれません。
オトナライフ