思わずニコニコしちゃう永瀬拓矢九段がかわいい…実現した平成の黄金カード“羽生×森内戦”に後輩棋士たちがソワソワ/将棋・ABEMAトーナメント2024
黄金カードの実現に、トップ棋士たちもニコニコそわそわせずにはいられなかった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント準決勝・第1試合、チーム藤井 対 チーム永瀬の模様が8月31日に放送された。第1、7局では羽生善治九段(53)と森内俊之九段(53)による平成を代表する棋士による超好カードが実現。リーダーの永瀬拓矢九段(31)も思わずニコニコと笑顔がこぼれる様子に、視聴者からは「チームメイトがファン目線になっとるwww」「永瀬にこにこ」の声が上がっていた。 【映像】藤井竜王・名人、永瀬九段ら後輩棋士たちの表情 “羽生×森内戦”と言えば、言わずと知れた平成を代表する超ゴールデンカードだ。同学年の永遠のライバルとしてだけではなく、数々の公式戦での対戦はもちろん、例年春に開幕する名人戦七番勝負でも毎年のように対戦することから「『ハブ・モリウチ』は春の季語」と評されたこともある。そんな両者だが、このABEMAトーナメントでの対戦は初。さらに準決勝の舞台の第1局で、その『ハブ・モリウチ』がいきなり実現することとなった。 これに胸の高鳴りを隠せなかったのがチーム永瀬のリーダー・永瀬九段だ。少年期には幾度となく激突する両者のタイトル戦の棋譜を猛勉強し、憧れた大先輩たち。チームでの作戦会議が始まるやいなやニコニコ顔が止まらず、頬をピカピカに輝かせて子どものような笑顔を見せていた。もちろん、胸が高鳴るのは他の後輩棋士たちも同じ。自軍から羽生九段を送り出すことになった藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)も本棋戦での対戦は初と聞くと、ゴールデンカードの実現に「そうなんですね!」と瞳を輝かせていた。 永世名人資格保持者同士が激突する超好カードと、藤井竜王・名人、永瀬九段ら現在の将棋界を代表するトップ棋士たちがワクワクそわそわする様子に、ファンも注目。「ゴールデンカードだもんなあ」「ドリームマッチ」「永瀬にこにこ」「永瀬の顔wwww」「見てる方も楽しいだろうな」「笑顔かわいいなw」「チームメイトがファン目線になっとるwww」「これは他の棋士も見たいでしょう」「同業もワクワクする対決w」「みんな嬉しそうでよき」など、多くのコメントが殺到していた。 羽生九段は「自分から(1局目は)行きますと伝えていた。森内九段とは公式戦では100局以上指していますが、ABEMAトーナメントでは初。私自身も非常に楽しみ」。森内九段は「これだけ長い間棋士をやってきてまた新たな経験ができるということですごく新鮮な気持ち。こういった舞台で羽生さんと対局できて大変刺激を頂いている」と語るなど、両者にとっても対戦を待ち望んでいた様子だった。 注目の第1局は、矢倉対雁木の出だしから両者譲らぬ激しい攻め合いへと発展。両軍の後輩棋士たちも超好カードの激戦に大興奮していたが、玉を安全にした構想力で羽生九段を圧倒した森内九段が156手で勝利。さらに第7局では、今度は相掛かりの出だしから、今度は負けられぬと羽生九段が鋭い寄せを見せて勝利。2局とも見ごたえのある将棋に、後輩棋士の視線がくぎ付け状態となっていた。 ◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部