小池都知事定例会見(全文1)平成29年度、東京都名誉都民候補者に4名を選定
東京都の小池百合子知事が25日午後2時から都庁で定例会見を行う。 【中継録画】東京都・小池百合子知事が定例会見(2017年8月25日)
平成29年度の東京都名誉都民候補者4名を選定
TOKYO MX:8月幹事社のTOKYO MXの〓シライ 00:01:15〓と申します。それではまず冒頭、知事からよろしくお願いします。 小池:本日私のほうから3本、まずご報告がございます。最初が平成29年度の東京都名誉都民候補者、この選定についてのお知らせでございます。今年度の候補者は4名でありまして、まず有馬朗人さん、猪谷千春さん、草間彌生さん、黒柳徹子さんと、この4名の皆さま方を選定いたしたところでございます。 皆さんはもう有名な方々ばかりでございますが、まず有馬さん。物理学の研究で優れた業績を残されておられると同時に俳句を詠まれるということで、俳人としても活躍されておられます。また世界の方々に日本人の感性、そして文化の魅力を、俳句を通じて伝えてこられました。何よりも東京大学の総長を務められたこと、文部科学大臣として日本の教育振興に貢献をされたなどなど、本当に多方面にわたってご活躍されてこられた有馬さんの功績というのは非常に多大であるということでございます。ちなみに有馬先生のおじいさんのお兄さんが、東京都、都議会議長、初の都議会議長を務められたということで、東京にも縁がある、都議会にも縁があるようでございます。 お2人目が猪谷さんであります。猪谷さんは国際オリンピック委員会の委員としてもスポーツ振興にも寄与されました。有名でございます。イタリアのコルチナダンペッツォでの冬季オリンピック競技大会において銀メダルを獲得されておられます。これが初めての、日本人初の冬季オリンピックでのメダルとなったわけであります。ご引退さなったあとは民間企業に勤めるほか、今申し上げたようにIOCの委員としてスポーツ振興に寄与され、多くの都民に夢を与えてこられました。 3人目は草間さんでございます。水玉、それから編み目の模様などを用いた、独創的かつ個性的な作品を次々と発表されて、確かルイ・ヴィトンでしたかしらね、の素晴らしい草間バージョンのバッグなども登場しておりました。世界中で大規模な個展を開催して、大変人気が出て、そして前衛芸術家として長年にわたって元気に活躍しておられます。現在も革新的な芸術表現を求めて、時代の最先端を走り続ける姿というのは私の目から見てもかっこいいなというふうに思うところでございます。 それから4人目がこちらもご存じ、黒柳徹子さんでいらっしゃいます。テレビの草創期から第一線でご活躍、そして幅広い世代の方々に親しまれて愛されている方でございます。また社会福祉法人でトットちゃんの、トット基金を設立されたり、ユニセフ親善大使をお務めになったりと、大変社会貢献にも積極的に取り組んでこられました。長きにわたり、幅広い分野でご活躍され、そのお姿っていうのは、まさに人々に希望、そして活力を与えてこられたものと存じます。 ということで計4名の方々の素晴らしいご功績というのは都民が敬愛をし、また誇りとするものだと、このような認識の下で次の定例都議会でご同意をいただく形で、顕彰式を行う予定といたしております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。