小池都知事定例会見(全文1)平成29年度、東京都名誉都民候補者に4名を選定
女性起業家の支援について
続きまして女性起業家の支援に対して、女性のベンチャーですね、その皆さんを育てていきたいという政策の一環でございます。女性起業家の中で国際的に幅広い事業の発展、展開を考える方、それから社会的な課題の解決に役立つ事業を広げていきたい方などなど、こういった方々を積極的に応援するプログラムを行うというものでございます。これを通じまして東京発の起業家の事業が成長、発展していく、そしてその様子をホームページなどにより広く発信することで、また都内の女性が起業するという面で、みんながそれでまた発奮をすると、いっそうのスケールアップができるというように後押しをすることを目的といたしております。 このプログラムに参加する女性の起業家を今日から公募させていただきます。私はこういう起業をしたい、こんなアプリでもって女性の活躍をもっと応援したいとか、こんな発明をしますとか、それからパン屋さんのチェーン店をつくりますとか、そういった女性が活躍をして、女性が働く場を自らつくっていく。そしてまた多くの女性起業家の企業を見ますと、働いている女性の働き方を、子育てをしやすくするためのいろんな工夫をしたりという、そういう例も多々ございます。そういったことから、ぜひ多くの方々に応募していただいて、そこから巣立っていただきたい。それをまた見て、また次の新しい女性起業家が育ってほしいということでございます。 で、今日から公募いたしますけれども、応募者の中から20名をまず選定いたしまして、10月から3カ月間、第一線で活躍中の先輩の起業家の皆さんであるとか、投資家の皆さんからの講義を受けていただいたりといったような、それぞれのビジネスプランへの助言などを実施するということでございます。メンターをちゃんと付けて、そして企業として真に花開くようにサポートをするということであります。で、参加者のうち事業展開の将来性などを踏まえて選んだ、さらに10名に絞り込みますけれども、その方々については、海外で女性起業家というのはもう非常に活躍して、新しい、なんと言うのでしょうか。分野をつくる、女性のアイデアでつくるなどという例はたくさんあるわけですけれど、そういった方々との接点を持っていただいて、さらにこの刺激を受けて、そしてそれを日本風にまたアレンジなどをして、そして成功していただきたいという思いであります。で、海外で創業をサポートする現場に触れるという機会も用意していきたいと考えています。 この事業でございますけども、海外の投資家などにも効果的に発信をするということで、名称をAPT Women(アプトウィメン)、APT Women(エーピーティーウィメン)と書いて、Acceleration Program in Tokyo for Womenと。APTっていうのは才能があるとかそういう意味がありますので、縮めてAPT(エーピーティー)、APTという言葉に結びつけてこの事業をお知らせするものでございます。 ということで高い志を持つ女性たちの努力が順調に進みますようにという願いがこもったこういう名称となっております。で、これがロゴでありますけれど、ロゴもこの七宝つなぎという日本の伝統的な美しさをモチーフにしたロゴも作成をいたしております。ぜひこうやって女性が活躍をするということはダイバーシティということをよく申し上げておりますけれども、そういう中でさらにはダイバーシティとスマートシティを組み合わせて、女性に発奮をしていただきたいということでございます。 幅広いPRに結び付けるために9月29日、キックオフイベントも開催をする予定でございまして、私も出席をいたしまして数多くの女性の起業家、また起業を目指す方々にエールを送っていきたいと考えております。ちなみに私はジャーナリスト時代には、ずっと女性の起業家とか、女性の管理職を取材いたして、4ページぐらいにわたる、そういう取材をやっておりました。そういった中から女性のリーダーたちもずいぶんそのあと出ておられますし、こういったテーマにつきましては私自身も長年手掛けてきたということで、ぜひここから東京は女性ベンチャーの街になるぐらい育てていく、そういう環境づくりをしていきたいと思っております。