花の2区は黒田朝日ら“3人が区間新”の大激戦!青学は10位→3位に浮上、中央大がトップ堅守で3区へ【箱根駅伝】
■第101回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路(2日 東京・大手町~神奈川・芦ノ湖 107.5キロ) 「箱根駅伝」は各チームのエースが集う“花の2区”(23.1㎞)で激しい争いが繰り広げられた。 1区では中央大の吉居駿恭(3年)が“大逃げ”で区間賞を獲得。2区の溜池一太(3年)もリズムよく走り首位を堅守し3区へ。 東京国際大のR.エティーリ(2年)が圧倒的なスピードをみせ、12人抜きを達成し2区区間新(1時間5分31秒)をマーク。さらには創価大・吉田響(4年)が1時間5分43秒、青学大・黒田朝日(3年)も1時間5分44秒と1時間5分台を記録。ともにこれまでの区間記録である1時間5分49秒(ヴィンセント、東京国際大)を上回り、3人が区間新という歴史的なレースとなった。 激しいエース同士の戦いとなった2区は、トップの中央を追って2位の駒沢は1分32秒差(鶴見中継所)でキャプテン・篠原倖太朗(4年)へ。大学駅伝3冠を狙う国学院は1分40秒差の6位で平林清澄(4年)、連覇を狙う青学大は1分45秒差の10位で黒田朝日がスタートした。 4種目(5000m、10000m、ハーフマラソン、20㎞)の学生記録を持つ東京国際大のリチャード エティーリ(2年)は、序盤から安定した走りで有力選手を抜き去り、一気に2位に浮上してトップの中央大を追う。 3年連続2区の黒田朝日は8㎞付近までに2人に抜かれて12位まで順位を落とした。だが14㎞付近までに2人を抜き、10位に戻すと17㎞付近で7位まで順位をあげた。そのスピードは落ちることなく、18.1㎞付近で中央学院、帝京大、そして、国学院の平林を一気に抜き去って4位に。さらに20㎞付近では3位駒沢の篠原もとらえて3位。 また、17位でタスキを受けた創価大の吉田響(4年)も快走。終盤では青学の黒田に付いていき、20㎞付近で12人抜き、21.5㎞付近で駒沢の篠原を捕まえて4位まで順位を上げた。 激戦となった2区は1位が中央大、2位は40秒差で東京国際大。3位は49秒差で青学大、4位は創価大となり、後半の箱根路へと向かう。