日本の平均給与は上昇傾向に。だが、「正社員」と「正社員以外」では2倍以上の差!
働き方の選択方法
ここまで見てきたように、「正社員」と「正社員以外」ではその給与にある程度の差があることが分かりました。 では、実際に働き方を選択する際、何を基準にすればよいのでしょうか。 働いてすぐ後悔するといったことがないように、まずは「正社員」および「正社員以外」それぞれのメリットやデメリットを十分に理解しておく必要があります。 具体的には、安定した生活を重視したり、将来への不安をなくしたいという方は、一定の給与や、年齢・勤続年数に応じた昇給、厚生年金が受け取れる正社員を目指すのがよいと言えるでしょう。 また、正社員の場合、不景気になっても雇用が比較的安定しているほか、ボーナスや退職金も期待できるでしょう。 一方、デメリットとしては、勤務時間などの縛りがあること、会社によって転勤や出張が必要となる可能性があることや、休暇が自由に取りづらいこと、ある程度の人付き合いが必要なことなどが挙げられます。 なお、これらのメリット・デメリットは、「正社員以外」を考えた場合、反対にデメリット・メリットになる部分のため、自身が何を重視するのかについてしっかり理解した上で選択することが大切です。
まとめにかえて
2023年における日本の平均給与は460万円と報告されていますが、「正社員」・「正社員以外」で区別した場合、正社員の方が高く、その差は2倍以上となっています。 実際、正社員は給与や雇用が安定しているというメリットがあります。 一方で、正社員以外にも、正社員にはないメリットがあるため、働き方を選択する際は、安定を重視するのか、自由を重視するのかなど、自身の価値観と照らし合わせて後悔のない選択をしましょう。
参考資料
・国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」
中島 翔