百貨店の井上が新プロジェクト始動 長野県内特産品のブランド化に力
百貨店の井上(松本市深志2)が、地元事業者と協力して、食品や工芸品など県内の特産品のブランド化や販路拡大、商品開発などを目指す「UBUGOE(ウブゴエ)信州プロジェクト」を立ち上げた。取り組みの第1弾として24日と25日、山形村の大型商業施設・アイシティ21で、百貨店の視点で目利きした地元産品のマルシェを開いている。 井上はこれまでも地元事業者と協力して、スイーツやカレー、はちみつなどの商品開発、販路拡大を進めてきた。それらを一つのプロジェクト、ブランドにまとめることで取り組みを強化する。アイシティ21の食品フロアに、セレクトショップの開業も予定する。 マルシェは今回、井上が県内各地からセレクトした14事業者の食品や工芸品などを販売しており、初日から多くの人が訪れていた。今後も定期的な開催を計画している。井上の井上博文副社長は「信州で生まれた逸品をさらに国内外に広めたい」と話している。 マルシェは25日は午前10時から午後5時まで。問い合わせはアイシティ21(電話0263・98・4521)へ。
市民タイムス