ＯＨＫのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は１９８０年（昭和５５年）７月２３日に高梁市で撮影された映像です。 この日、高梁市松原町に遊園地、「きびの郷ワンダーランド」がオープンしました。 高梁市史などによりますとこの場所には３６ホールあるゴルフ場が整備される予定でしたが、用地買収も終わり、工事直前になってゴルフ場は１８ホールに変更となりました。 残った土地の利用について地権者などから強い要望があり、テーマパーク「きびの郷ワンダーランド」が整備されました。開園当時、平日は午前１０時から午後５時まで、日曜祝日は午前９時から午後５時まで営業、夏休み期間は午後６時まで営業を延長していました。 園内には２回転宙返りの「ジェットスパイラル」や「ゴーカート」、「観覧車」などがありました。入園料金は大人６００円、子供４００円で、市史によれば年間５０万人を超える入場者を記録したこともあったそうです。 「きびの郷ワンダーランド」は１９９６年に閉園、跡地に市の健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」が２０００年にオープンしましたが、経営難から２０１２年末に営業を終了。跡地には場外馬券売り場なども検討されましたが、白紙となりました。 その後、岡山市の企業が跡地を購入し、２０２４年３月に複合レジャー施設をオープンさせています。