【富士山女子駅伝】不破聖衣来が5区で6人抜き!区間2位の快走に増田明美氏「より強くなった」
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝=30日、富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間43・4キロ)で、5区(10・5キロ)を担った不破聖衣来(拓大4年)が完全復活ののろしを上げた。 1年時には同大会の5区で区間新記録を樹立。しかし、2年、3年時はケガの影響で欠場した。苦しい時期が続いたが「チームメートにすごく助けられた。本当に拓大でよかった」。10月の全日本大学女子駅伝が5区(9・2キロ)を区間7位で駆け抜けたものの「役割を果たせなかった。しっかり富士山で返したい」とリベンジを誓っていた。 この日は10位でタスキを受けると、笑顔でスタートを切った。1・5キロ付近で9位、2・25キロ付近で7位に、2・6キロ付近で6位にまで順位を上げた。この走りには今大会を中継するフジテレビ系で解説を務める増田明美氏も「無駄がなくスイスイといっている。本当にすばらしい。より強くなった」と太鼓判を押した。 その後もペースを落とすことなく、4キロを12分44秒で通過。5・5キロ過ぎで4位にまで浮上した。最後は苦しい表情を見せながらも、笑顔でタスキ渡し。最終的に順位を4位にまで上げた。タイムは33分51秒(速報値)で区間2位。区間賞を獲得したサラワンジル(大東文化大2年)には6秒届かずも、圧巻の走りを披露した。
東スポWEB