久保建英 メディア600人&6万人観衆の“大熱狂”中国黙らせる!「しっかり勝って次につなげたい」
日本代表は19日、26年W杯北中米大会アジア最終予選C組第6戦で、中国と対戦する。中国は14日にバーレーンに勝利したことで、2度目のW杯出場へ国内の機運が急上昇。代表戦初開催の現地アモイは空前の盛り上がりを見せている。年内最終戦となる森保ジャパンは先発濃厚なMF久保建英(23=Rソシエダード)中心に完全アウェーが予想される戦いに臨む。 23年に新設されたばかりで約6万人収容の試合会場「アモイ白鷺体育場」で行った公式練習。公開された冒頭15分でも、活躍が期待される久保は気合のこもった動きを見せた。「(ピッチは)人工芝っぽいんですよね。でもドリブルとかは、水をまいてくれればつっかえることはないと思います」。15日のインドネシア戦ではまさかの出番なし。中国戦に期する気持ちは人一倍強い。 対する中国は完全ホームで迎え撃つ。14日の敵地バーレーン戦を終了間際の得点で1―0勝利。勝ち点6で2位オーストラリア、3位サウジアラビアと並び、02年日韓大会以来となる2度目のW杯出場へ期待が一気に高まった。地元メディアによると、バーレーン戦では10人程度だったメディアの数が、日本戦には日本の約10倍となる約600人に膨れ上がっているという。 アモイ初の代表戦ということもあり、地元の盛り上がりも最高潮に。本来予定したアウェー席も売りに出したチケットは完売し、転売サイトでプレミア化。定価1380元(約2万9000円)の席は4128元(8万8000円)で取引され、約40万円のボックス席も完売となり、さらに高騰化する可能性もあるという。 高温多湿だったインドネシアとは違い、アモイは気温20度前後と過ごしやすい環境。久保は7―0で大勝した前回の対戦でも得点を決めており「まずしっかり勝っていい気持ちで次の試合につなげたいなと個人的に思ってます」。出場機会に飢えたレフティーが、24年代表最終戦を最高の形で締めくくる。