シティへの移籍話は事実上消滅もライプツィヒはダニ・オルモの移籍容認の方針 バイエルンやバルセロナが獲得に関心
今夏の注目銘柄
今夏のEURO2024で優勝したスペイン代表で攻撃のキーマンとして存在感を放ったダニ・オルモ(ライプツィヒ)をめぐっては、かねてからマンチェスター・シティへの移籍が有力視されていた。 指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督がオルモの実力を高く評価し、さらに同クラブのMFケビン・デ・ブライネにアル・イテハドへの移籍の可能性があったことから、シティはデ・ブライネの後継者としてオルモの獲得を検討していたとされる。 しかし、23日(現地時間)に行われた記者会見の場でグアルディオラ監督はデ・ブライネの残留を明言。これによって少なくとも今夏でのオルモのシティ入りの可能性はほぼなくなった。 こうした中、ドイツ紙『Bild』はライプツィヒの今夏の移籍市場をめぐる動きを特集した記事を掲載。シティ以外にもバイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、アトレティコ・マドリードなどがオルモの獲得に興味を示していることから、今後これらのクラブからのオファー次第では同選手の移籍を容認する姿勢であると報じている。 オルモのライプツィヒとの契約には移籍金6000万ユーロ(約101億円)以上のオファーがあれば契約を解除できるとの条項が含まれていて、この条項の効力は20日で失効になったものの、実際にオルモの獲得のためにライプツィヒと交渉にあたる場合、この金額が最低ラインになってくるものと見られている。 また、ライプツィヒは既にオルモがいなくなった場合の後釜としてポルトのMFフランシスコ・コンセイソンの獲得を検討しているとも『Bild』は伝えている。左利きでドリブル突破を得意とするコンセイソンはゲームメイカー型のオルモとプレイスタイルが異なるものの、ライプツィヒのマルコ・ローゼ監督が獲得を熱望しているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部