絶対に巻き込まれてはいけない!「幸せ」になれず「歪んだ幸せ」を求める人の理不尽な言動
「怒りの歪み」 「嫉妬の歪み」 「自己愛の歪み」 「所有欲の歪み」 「判断の歪み」 人の行動を支配しコントロールしているのは情動と理性です。その中で特に歪みが生じやすく、その歪みが人の行動に大きな影響を与え、歪んだ幸せにつながってしまう5つの要素を取り上げました。これらは重複して生じることもありますし、単独で生じる場合もあります。 例えば、特に才能のない人が、“自分には特別な才能があるので他者から認められたい、ずば抜けた報酬も欲しい、と異常なほど強く思っている”とします。この場合、認められ、ずば抜けた報酬を得ることがその人の幸せの1つの形と言えるでしょう。 しかし、もしそれが上手くいかないと、 ・自分には特別な才能があるはずなのに他者は分かってくれない、と強い怒りを感じる ・自分より認められている人に酷く嫉妬する ・ずば抜けた報酬を得るために他者に何度もアピールする ・他者が成功できないよう執拗に妨害する といったことにつながるかもしれません。
● 人はなぜ「歪んだ幸せ」 を求めてしまうのか そうなると、これらは次のような歪みに相当します。 ・特に才能のない人が、自分には特別な才能があると思う⇒「自己愛の歪み」 ・他者は分かってくれないと強い怒りを感じる⇒「怒りの歪み」 ・自分より認められている人に酷く嫉妬する⇒「嫉妬の歪み」 ・ずば抜けた報酬を得ることに執着する⇒「所有欲の歪み」 ・他者が成功できないよう執拗に妨害する⇒「判断の歪み」 「判断の歪み」については、他の歪みから影響を受けた最終的な結果にも相当します。怒りや嫉妬、自己愛、所有欲の歪みがあっても、判断に歪みがなく不適切な行動に移さなければ大きな問題は生じません。どのような判断をするかはその人次第だからです。
宮口幸治