お皿洗いを手伝ったのに喜ばれない…そんなときは「あなたのやり方を教えて」と聞いてみる。モヤモヤが180度変わるかもしれない、受け止め方とは
誰かの言動にモヤっとすることはありませんか?人間関係研究家の稲葉真由美さんいわく、「嫌なヤツ、あの人とは合わない」と思っていた相手でも「受け止め方」を変えるだけで、その見え方は180度変わるとのこと。今回は、相手の言動の意味を分析し、ストレスにならない「受け止め方」を紹介します。 【書影】人間関係のモヤモヤから抜け出すヒントを解説『性格が合わないんじゃなくて話がかみ合っていないから』 * * * * * * * ◆仕事を丸投げされる ●よかれと思って自由を残す ビジョンは人に仕事を丸投げする傾向があります。これは、ビジョンが細かく指示されるよりも任されるほうが、モチベーションも上がる性格のため。 「自由に任されるほうが、やりやすいだろう」「好きにできて楽しいよね」というビジョン特有の価値観から、よかれと思って「適当にやって!」という指示を出してしまうのです。 ところがロジカルは正反対の性格。指示通りにきちんとこなすことを好むため、「好きにしていい」「適当にやっておいて」という言葉を嫌います。詳細がわからない頼まれ方では動けないのです。 ビジョンからすると「適当に」は「あなたの裁量でいいよ」と相手への信頼があってこそ用いられる言葉ですが、ロジカルには「いいかげんでいい」とネガティブな意味に聞こえる言葉。「いいかげんな人だ」と信頼を失っていく言葉にもなってしまいます。 まとめ:任されると嬉しいから、丸投げしてくるんだな
◆手伝ったのに喜ばない ●こだわりのやり方があるだけ ビジョン夫がお皿を洗うと、ロジカル妻からは「ここ、まだ汚れついてるよ」「シンクの水滴、なんで拭いてないの」と細かい指摘が返ってきます。 喜んでくれると思っていたビジョン夫は、まったく喜んでくれない妻の反応にがっかり。ビジョンとロジカルの組み合わせには、こんな場面が多く見られます。 ロジカルは設定している基準が高く、「やるならここまでやってほしい」と、人にもその基準を求めてしまうんですね。また、自分のやり方を崩すことも嫌います。 じゃあ、手を出さないほうがいいのかと手伝わなくなると、それはそれで「やってくれない」と文句が出てきます。「わがまま!」と感じるかもしれませんが、ロジカルとうまくやっていこうと思う人は、ぜひ「あなたのやり方ってあるの? 教えて」と言ってあげてください。ロジカルは大変喜びます。 まとめ:自分の方法でやりたいんだな