温泉・グランピング・高級ホテル料理 注目集まる「有料高齢者ホーム」最前線!オススメの施設紹介
“人生の最後を快適に過ごしたい”という人たちから、「有料高齢者ホーム」が注目を集めています。 【写真22枚】注目集まる「有料高齢者ホーム」温泉・グランピング・高級ホテル料理も! 写真で見る 50代女性: (高齢者)施設って感じさせないところが、普通に暮らせるのかなと思って。 20代男性: 最後に幸福度をガンとあげて終わっていきたい。 「めざまし8」が取材したのは、長野・佐久市にある有料高齢者ホーム「ウェルハウスのぞみサンピア」。 エントランスを抜けると出迎えてくれるのは、日本百名山のひとつ「浅間山」です。入居者は、自身の部屋でこの絶景を独り占めすることができます。 さらに施設の最上階には露天風呂もあり、もちろん天然温泉です。 約1万3000坪の広大な敷地には、「ドッグラン」などが併設され、「グランピング」も楽しめます。面会に来た家族の他、一般客も利用することができ交流もうまれるといいます。 入居者に、入居の決め手を聞いてみると…。 入居10年目 平田陽子さん(83): レストランがあったり、温泉があったりで、子どもさんの声が聞こえたり、そこへ来ている若い人たちの声聞いて、ああ、これはもう老人ホームらしくないから、一番いいなと思って、それが一番。
「オススメ施設」どんな人が入居を?
日本最大級の高齢者ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL介護」が、“元気なうちに入る高齢者ホームにあったらいいと思う設備やサービス”について、30代~60代を調査したところ(701人回答)1位は天然温泉、露天風呂(30.7%)、2位は栄養を考えられた食事(21.8%)、3位は夫婦で入居できる(18.0%)という結果となりました。 この結果を踏まえて、「LIFULL介護」の小菅秀樹編集長にオススメの施設を聞きました。 ■▼温泉を楽しめる ・長野県千曲市「ヒルデモア信州白雲館」 大浴場に流れているのは、名湯百選に選ばれた「戸倉上山田温泉」源泉掛け流し、美しい庭園を見ながらゆったりと入ることができます。また、一部の居室では、源泉掛け流しの温泉を部屋で楽しむことも。 部屋はもちろんバリアフリーで、床暖房、ダイニングキッチン完備しています。 入居費 1030万円~5603万円 月額費 約19万5600円~約70万6000円 東京をはじめ、首都圏からの問い合わせも来ているということです。 ・兵庫県宝塚市「宝塚エデンの園」 標高約300mの場所にあり、昼は四季折々の景観が楽しめ、夜になるとその夜景を一望。お風呂は「ゆずり葉温泉」を源泉から引いている温泉。雄大な山々を眺めながら温泉を楽しむことができます。 入居費 3182万円から 月額費 約14万4000円(管理費、食費のみ) ■▼ホテル並の食事を味わえる ・東京都世田谷区「ウェルケアヒルズ馬事公苑」 食材はほぼ毎日豊洲市場から新鮮な魚や鮮度の良い野菜を仕入れ、朝は和食と洋食から、夜はシェフ特選メニューから選ぶことができます。 さらに月1回、 居住者の目の前で調理するライブキッチンが行われ、すしを握ったり、魚の解体ショーをしたり、蕎麦を打ったりと目でも楽しませてくれます。 入居費 0円~8360万円 月額費 約21万4800円~約158万円7700円 他にも、ペットと一緒に暮らすことができる施設や、アトリエやカラオケ施設があり、20以上の活動が毎日行われている、趣味に没頭できる施設もあります。 こういった高齢者ホームが人気になっている背景には、高齢層の貯蓄が年々増加していることがあげられます。 総務相によると、世帯主が65歳以上の無職世帯(2人以上の世帯)の貯蓄額が、2020年から4年連続の増加。2023年には2504万円となっているのです。 ――貯金額が増加しているとはいえ、2500万円では足りなそうな施設もありましたが、どんな方が入居されているのですか? 「LIFULL介護」小菅秀樹編集長: 基本的には一括払いなんですね、つまりその一括払いできるだけの経済的余裕のある方が選んでいるという実情があります。ある程度、職種や肩書、社会的地位が高い方が多いというのがあります。 単純にお金があるから住み替えるというわけではなく、健康への不安や毎日の家事から解放されたいと住み替える選択もあるんです。 ――何を基準に施設を選ぶのですか? 老後にどういうライフスタイルを実現したいかというのがポイントだと思います。例えば東京で住み慣れた方が最後まで利便性の高い地で過ごしたいという方もいますし、地方から上京された方が最後老後の生活は出身地に戻りたいと、地元の自然豊かな温泉の湧き出るような所なホームを探すという選択もあります。 (『めざまし8』 2024年8月27日放送より)
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