第94回選抜高校野球 大会歌で気持ち高め 大分舞鶴の選手たち /大分
<センバツ甲子園> ◇河室監督「甲子園まで100点に」 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に初出場する大分舞鶴が、野球の練習後に大会歌「今ありて」を歌い、甲子園に向けて気持ちを高めている。 今ありては、高校野球をこよなく愛した故・阿久悠さんが作詞、シンガー・ソングライターの谷村新司さんが作曲を手がけた。1993年の第65回大会から、開会式で合唱されている。 河室聖司監督は「大会歌も一生の思い出になる。ただ聞いたことがあるだけで終わらせたくない」と語り、マネジャー5人を含む部員39人は2日から練習後の校歌斉唱に代えて歌うようになった。歌詞は空き時間を使って覚えた。 2日、グラウンドで一生懸命に歌っていた阿部泰己選手(1年)は「甲子園に行くチームとして恥じることのないよう、しっかり歌いました」と笑顔を見せた。河室監督は選手の歌いぶりに「まだ40点。100点になるまで歌います」と話した。【辻本知大】