ふるさとの味を知って 「五平餅」を無償提供15年【長野・伊那市】
15年にわたる地元企業の取り組みです。伊那市の小学生や中学生に給食の時間に、地元の郷土料理・五平餅が振る舞われました。 「いただきます」 伊那市の長谷中学校で開かれた給食会。子どもたちがおいしそうに頬張るのは、伊那地方の郷土料理・五平餅です。 ■小学生 「味がおいしい」 ■小学生 「たれをかけた部分を食べると結構おいしい」 地元の食品加工会社の「鈴平」とJA上伊那は、ふるさとの味を知ってほしいと、15年前から伊那市内の全小学校の新入学児童に、五平餅を無償で提供しています。 4日は、15周年を記念して長谷小学校と長谷中学校の子どもたちや、関係者などを集めておよそ80人の大規模な給食会が開かれました。 ■小学生 「もちもちしていて、すごくおいしい」 ■小学生 「甘じょっぱくておいしい」 ■鈴平・鈴木良典 社長 「長野県南信州の食文化は五平餅ということを、全国に広げたいと思って、子どもたちのおかげでこういう取り組みが出来ている。ありがたい」 五平餅の無償提供は15年間で2万本以上にのぼるということです。