夏山の遭難者数が過去10年で最多の125人 死者は去年より5人多い15人に【長野】
夏山シーズンの遭難者数が過去10年で最も多くなったことが分かりました。 死者数や疲労による遭難が大幅に増加していて、警察は自分の体力や技量に見合った登山をしてほしいと呼び掛けています。 県警山岳安全対策課によりますと、先月までの2カ月間、夏山シーズンに発生した山岳遭難は116件。 遭難した人は過去10年で最多の125人でした。死亡したのは去年より5人多い15人で、北アルプスでは11人が亡くなっています。 八ケ岳連峰を縦走していたところ熱中症になり、救助要請をした遭難者。 ■男性 「疲労で体が震えているのと」 (Q寒いとか暑いとかある?) ■男性 「ちょっと寒い」 今年は特に、体力不足や熱中症による疲労遭難が去年より大幅に増加していて、県警は自分の技量に見合った登山をするよう呼び掛けています。 これから秋のシーズンは日照時間が短くなり、標高の高い場所では冷え込むようになります。 県警はヘッドライトや防寒着などの装備を万全にすること、また、山小屋の営業や天候をよく調べたうえで登山するよう呼び掛けています。