魚津市で関係者が完成祝う 小水力発電所の片貝一ノ又谷発電所
KNB北日本放送
富山市のベンチャー企業がつくった小水力発電所が魚津市に完成し、関係者がきょう、現地で完成を祝いました。 魚津市東城地区に完成したのは片貝川水系の川を利用した片貝一ノ又谷発電所です。 発電量は年間およそ140万kWhで、一般家庭340世帯が1年間に使う電力に相当します。 この小水力発電所をつくったハイドロリンク富山の中川豊社長は、水力発電の整備に携わってきた経験を生かし、調査から設計までひとりで手がけたということです。 総事業費は、およそ4億1000万円で、環境問題の解決に貢献する事業に用途を限定したグリーンローンで資金を調達しました。 収益は年間4000万円を見込み、中川さんは、さらに黒部市や南砺市で小水力発電所の整備に向けた準備を進めているということです。