米メタ、2千億円払いで和解 個人情報の不正取得訴訟
【ニューヨーク共同】米IT大手メタは、顔認識技術を使って数百万人の個人生体認証データを違法に取得していたとして米南部テキサス州から訴えられていた訴訟で、14億ドル(約2100億円)を支払うことで和解した。テキサス州が30日発表した。 訴訟は22年にテキサス州が提起。メタが、州法が定める許可を得ずに、交流サイトフェイスブックにアップロードされた写真や動画に含まれる個人の生体認証データを10年超にわたり違法に収集し、プライバシーを侵害したとしていた。 テキサス州のパクストン司法長官は声明で「この歴史的な和解は法律違反とプライバシー権侵害の責任を追及する私たちの決意を示している」と強調した。