36歳妻が大粒の涙…“些細なきっかけ”で会社経営者・夫の浮気が発覚。「慰謝料より重い」不倫の代償【相続診断士の探偵が解説】
慰謝料よりも重い不倫の代償とは
佐藤さんの旦那さまのように、家庭では良き夫・良き父親である男性が、外では浮気をしているケースは少なくありません。しかし、奥さまが探偵に調査を依頼して客観的な証拠を掴んでしまうと、大きな代償を払わなければならないので注意が必要です。 「慰謝料を払えば済むだろう」と考えている男性もいますが、そうはいきません。奥さまが離婚を望まない場合は、不倫相手との接触禁止の約束と違約金(1,000万円程度のことが多い)を明記した誓約書にサインをさせられる可能性が高いです。そうなると不倫相手の女性とは二度と会えなくなります。浮気をした場合は有責配偶者となるので、自分が離婚を望んでいても、配偶者が望まない場合、離婚はできません。 会社経営者の方の中には、不倫相手と密会するために妻に内緒でマンションを購入しているケースもありますが、弁護士会照会制度を利用すれば、そのマンションの名義を調べることも可能です。奥さまが離婚を希望した場合は、不倫相手のために購入したマンションも財産分与の対象になります。 奥さまが探偵に依頼して調査を行った場合、奥さまは旦那さまと浮気相手の女性とが親密な雰囲気でいる写真が並んだ報告書を目にして大きなショックを受ける可能性が高いです。浮気されたことが心の傷として残り、何年経ってもフラッシュバックするという非常に辛い経験をされる方もいらっしゃいます。 奥さまの心を深く傷つけて、奥さまからの信頼を失ってしまう。それは、経済的な損失以上に大きい、不倫の最大の代償といえるのではないでしょうか。 若梅 秀孝 MJ リサーチ綜合探偵社 取締役
若梅 秀孝
【関連記事】
- なぜ物価の安いエリアに引っ越さないのか―― 東京都港区の貧困層、大都会の片隅で #令和のカネ #令和の親
- 大手企業40代サラリーマン、ようやく課長に昇進し〈年収1,000万円超〉に到達したが…給与を思わず二度見「この手取り額、なにかの間違いでは?」
- 世帯年収1,310万円の30代夫婦、6,000万円の住宅ローン審査に落ちて呆然…銀行員から「こっそり提案されたこと」、その後の顛末【FPが解説】
- 30代長男の死…嫁は「私たちを頼らないでください」と言い残し、孫を連れて海外移住。食堂で働き詰めの高齢母が、涙をこらえて遺した〈まさかの遺言書〉
- やっちまった…60歳の無職男性、資産家の90歳父から受け取った遺産1億円を「わずか2年で」失ったワケ【CFPの助言】