人気の「車中泊」、クルマ選びで欠かせないポイントは? 広い車内、フルフラット可能、AC電源の有無…ボディタイプ別におすすめの車種15選
車中泊におすすめのミニバン6選
ミニバンは車内空間の広い車種が多く、親子3人などでも車中泊できるものが多いです。思い切りカスタマイズしたいならハイエースやキャラバンといったワンボックスカーを、街乗りとの併用を考えるなら一般的なミニバンを選ぶと良いでしょう。 ▽トヨタ「ハイエース バン」 ・新車価格:244万円~ ・中古車相場:29万円~1120万円 ・全体寸法:全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mm ・最高燃費(WLTC):13.8km/L(ディーゼル) ・フルフラットでの長さ:約1850mm~ ・AC充電の装備:〇(但し100W用) 趣味用のクルマとしても使われることが多いハイエース。2列目を倒せば、3000mm近いフルフラット空間を確保できます。自分流にカスタマイズする人も多く、社外品も含めて専用のカスタマイズ用品が豊富です。 車中泊初心者に向かないように見えますが、ベッドキット付きの中古車や、事前にカスタマイズされた「コンプリートカー」もあるので、こうした選択肢を視野に入れても良いでしょう。 ▽日産「キャラバン バン」 ・新車価格:258.1万円~ ・中古車相場:- ・全体寸法:全長4695mm×全幅1695mm×全高1990mm ・最高燃費(WLTC):13.9km/L(ディーゼル) ・フルフラットでの長さ:約1760mm~ ・AC充電の装備:×(1モデルのみ装備) キャラバンでは、日産車のカスタム車開発を手掛けるオーテックが「マルチベッド」モデルを販売しています。これは、椅子にもベッドにもなるキットが特別装備されたモデルです。マルチベッド自体に高さがあり、その下に荷物も置けます。 さらに、通常の部屋のような空間を生み出せる「マイルーム」モデルもあります。マイルームモデルには、AC電源も標準装備されています。 ※上記画像はマルチベッドモデル、マイルームモデルではありません。 ▽日産「セレナ」 ・新車価格:276.9万円~ ・中古車相場:5万円~488.8万円 ・全体寸法:全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mm ・最高燃費(WLTC):20.6km/L ・フルフラットでの長さ:約2000mm ・AC充電の装備:△(オプション) 2022年秋のフルモデルチェンジで、セレナはシートを倒した際のフラットさを追究。多少の段差はあるものの、2~3列目を倒せば、広く寝心地の良いフルフラット空間が生まれます。 また、セレナにもオーテックが手掛けるマルチベッドモデルが存在します。 ▽ホンダ「ステップワゴン」 ・新車価格:299.9万円~ ・中古車相場:5万円~506.7万円 ・全体寸法:全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mm ・最高燃費(WLTC):20.0km/L ・フルフラットでの長さ:約2000mm ・AC充電の装備:△(オプション) ステップワゴンは、他のMクラスミニバンにはない3列目の床下収納機能を備えています。3列目を床下に納め、2列目を最前列まで押し出せば、床面に約1700mmのフラット空間を確保できます。 床にマットを敷いて寝るのに抵抗があれば、2~3列目を倒しても寝られます。 ▽ホンダ「フリード」(5人乗り) ・新車価格:281.3万円~(5人乗りの場合) ・中古車相場:5万円~369.9万円 ・全体寸法:全長4310mm×全幅1720mm×全高1755mm ・最高燃費(WLTC):25.5km/L ・フルフラットでの長さ:約1800mm ・AC充電の装備:× フリードは、都市部でも扱いやすいコンパクトミニバンです。3列シートの6~7人乗りと2列シートの5人乗りを選択でき、5人乗りが車中泊に向いています。2列目シートを倒して「おやすみモード」にすれば、約1800mmのほぼフラットな空間が生まれます。 新車が予算オーバーなら、中古で先代の「フリード+」(5人乗りモデル)を選ぶのがおすすめです。 ▽三菱「デリカD:5」 ・新車価格:415.7万円~ ・中古車相場:17.4万円~560.1万円 ・全体寸法:全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm ・最高燃費(WLTC):12.6km/L ・フルフラットでの長さ:約2000mm ・AC充電の装備:〇(1グレードを除き標準装備) デリカD:5は、オフロード性能を備えた唯一無二のSUV風ミニバンです。街乗りにも使いつつ、アウトドアを思い切り楽しみたい人におすすめです。 2~3列目を倒せば、多少段差はありますが寝心地の良い空間が出来上がります。廉価グレードを除いてAC電源を備えているのも嬉しいポイントです。