ダイハツ、京都工場で出荷再開 停止指示から1カ月半ぶり
認証試験の不正により国内の車生産を全て停止しているダイハツ工業は5日、京都工場(京都府大山崎町)で在庫の出荷を再開した。安全性が確認された商用車2車種で、国土交通省が昨年12月20日に出荷停止を指示してから約1カ月半ぶり。生産も12日に一部再開する。 5日に出荷したのは親会社トヨタ自動車ブランドで生産する「プロボックス」と、マツダの「ファミリアバン」。昨年12月下旬の生産停止までに製造した在庫が残っていた。 ダイハツは2月中旬をめどに国交省に不正の再発防止策を提出する。防止策公表前の出荷再開について、ダイハツは「顧客に早期の納車を求められた」と背景を説明した。