【チャンピオンズC】1番人気がジャパンカップダート時代を含め9勝 下半期のJRAダートGⅠの「記録」を振り返る
単勝人気別では4番人気馬が好調
今週はチャンピオンズCが開催される。前身のジャパンカップダート時代にはウイングアローやエスポワールシチー、ニホンピロアワーズらが勝利。2014年に改名した後はホッコータルマエやゴールドドリーム、テーオーケインズらが優勝した。また、2003年にはアメリカのフリートストリートダンサーが外国馬として唯一勝利している。今回は、ジャパンカップダート時代も含めたチャンピオンズCの記録を振り返る。 【ジャパンカップ2024 推奨馬】能力&末脚はメンバートップ! 3つの複勝率100%データを持ち信頼度◎(SPAIA) 当レースは1番人気馬が過去に9勝をあげており、安定感がある。チャンピオンズCに改名してからもルヴァンスレーヴ、テーオーケインズ、レモンポップと3頭の1番人気馬が勝利した。一方で2、3番人気はやや苦戦傾向。これまでの勝ち馬を人気別にランキングにすると、1位は1番人気、2位は4勝の4番人気、3位タイは2勝の2、3、6番人気となる。 6番人気と2、3番人気の勝ち数が同じであることからも、このレースの難しさが見てとれる。ただ、6番人気で勝利したのは、ニホンピロアワーズ、サウンドトゥルーと、いずれも相当な実力馬。4番人気で勝利したのもウイングアロー、タイムパラドックス、カネヒキリ、チュウワウィザードと実力馬ばかりだった。 ちなみに、単勝の配当ランキングでは、3位がイーグルカフェの20.8倍、2位がフリートストリートダンサーの49.3倍、1位がサンビスタの66.4倍。イーグルカフェはL.デットーリ騎手、フリートストリートダンサーはJ.コート騎手、サンビスタはM.デムーロ騎手と、いずれも外国人騎手とのコンビでの勝利である。サンビスタは牝馬として初の勝利でもあった。 そのほか、勝ち馬と2着馬のタイム差ランキングでは、3位タイが0.6秒差のウイングアロー、エスポワールシチー、ニホンピロアワーズ、2位が1.0秒差のテーオーケインズ、1位が1.1秒差のクロフネとなっている。 チャンピオンズCに改名してから今年で11回目。過去10回の馬体重関連の記録を確認すると、馬体重増で勝利した馬が8頭、増減なしが1頭。唯一、馬体重減で勝利したのが昨年のレモンポップだった。また、最も馬体重を増やしていたのはゴールドドリームで14kg増。ここにクリソベリルの11kg増、ジュンライトボルトの8kg増が続いている。