「太ももが張っている」「お尻が大きい」「お腹が目立つ」から「タイトスカートが穿けない」というのはひと昔前の話だった!ふくらはぎが隠れるロング丈を選んでみると…
人気スタイリスト、石田純子さんの連載『石田純子のおしゃれ塾』。大人の女性たちに向け、流行を取り入れつつ上品なおしゃれのポイントを指南します。今回はタイトスカートの着こなしについて。読者モデルの山本さん(60歳)は「タイトスカートは久しくいていません」とのことですがーー。(撮影=中村彰男 文=神素子 ヘアメイク=木下優) 【写真】スニーカーやカジュアルなブーツと合わせると俄然、今っぽさが * * * * * * * ◆タイトスカートは久しく穿いていません 息子が独立し、夫と2人の生活になって3年。 「これからは夫婦の人生を充実させたい」と思うようになり、趣味のゴルフを一緒に楽しんでいます。 そのせいか、長い間スカートスタイル中心だった私が、最近はデニムなど動きやすいカジュアルなファッションにハマり中。 ただ、もう少し女性らしさが出せれば……。 ずっと縁遠かったけれど、カッコよさもあるタイトスカートが気になっています。 お腹の膨らみを隠したい私にも穿けますか?
◆タイトスカートのイメージをアップデート 「タイトスカートを穿きませんか?」と提案すると、『婦人公論』世代の女性たちは「無理です!」と言います。 「太ももが張っている」「お尻が大きい」「お腹が目立つ」から穿けない、と。 でもそれはひと昔前の話。 ストッキングとパンプスに、体のラインが出るタイトスカートを合わせていたイメージから卒業しましょう。
◆体の線を拾わないストレッチ素材が主流 最近のものは、体の線を拾わないストレッチ素材で作られたものが主流です。 たとえば写真の白のスカートは「ダンボール素材」と呼ばれる生地で、空気が含まれた厚みのあるポリエステル。 伸縮性があり、動きやすさも抜群です。 大人はふくらはぎが隠れるロング丈を選ぶのがポイント。 足元は、スニーカーやカジュアルなブーツと合わせると今っぽさが出ます。
◆カッコよさとフェミニン2つが共存する魅力 タイトスカートの最大の魅力は、スマートな縦長ラインをつくりやすいところ。 流行のビッグシルエットのトップスに合わせても、「大きなかたまり」になりません。 もちろん細身のパンツに合わせてもいいのですが、それではマニッシュな印象になりすぎます。 スカートだけが持つ女性らしさ、ってありますよね? カッコよさとフェミニン、その2つが共存するのがタイトスカート。 この魅力は、穿いてみないと実感できませんよ。 ◆◆読者モデル・山本さん変身後のコメント 「タイトスカートなんて無理! 」と思っていましたが、全然無理じゃなかった(笑)。3着とも気になるお腹のラインをカバーしてくれました。見ると着るのでは大違いです ※記事内の商品価格はすべて税込です ※商品によっては在庫がなく、ご用意できない場合もあります (撮影=中村彰男)
石田純子
【関連記事】
- 着回しにくいワンピースも「冬」なら問題なし!? つけ襟をはずしたり、タートルネックのセーターと合わせたり…印象はどう変わる?
- 「いい物を選んで長く着る」と考えて黒や茶色を選びがちなコート。重い一張羅コートを脱ぎ「スポーティ」「きれい目」「白」なイマドキ感で気分を上げよう
- 「おしゃればぁば」となって孫とおでかけしたい62歳へのオススメアイテムは<ストール>!「柄より色数」「きっちり結ばない」「適度な空き」…。おしゃれなストールの使い方を伝授
- 発達障害の息子の子育てに奔走してきた61歳・元特別支援学校教諭が「絶対に似合わない」ジーンズに挑戦。秘訣はジーンズ以外のアイテムを「きれいめ」にすることだった
- 「羽織ものはカーディガンばかり」な7人の孫がいる78歳には、姿勢よく見せる「ジャケット」や上品な「パーカー」がおススメ。化学繊維や新素材を取り入れた上着で大変身!