「物価が高いから深夜バイトで稼ぐ」という大学生の息子。「週5勤務」でかなり無理しているようですが、相当稼げるのでしょうか?
深夜に働くことのデメリットとは
時給が高く稼げる深夜バイトですが、デメリットもあります。人間の体は基本的に夜寝て朝起きる生活に適応しており、生活リズムが崩れて体調に影響が出ることがあるため、注意が必要です。 深夜に働くことにより、本来暗いはずの夜に光に当たることで体内時計が乱れやすくなることに加え、睡眠や食事の時間も不規則になります。勤務後、昼間部の大学であれば学校に行かなければならず、睡眠時間を確保することは難しいでしょう。 このような状態が続くと心身の不調を招きやすくなり、ストレスが蓄積した結果、免疫機能が低下し、体調を崩す可能性があります。また、集中力が低下して思わぬけがや事故に巻き込まれるかもしれません。 これらの影響を最小限におさえるためには、適度に休息を取り、睡眠を取れるように工夫する必要があります。深夜バイトを続ける場合は、自身の体調管理に十分気をつける必要があるといえるでしょう。
深夜バイトは稼げるが、体調管理に注意する必要がある
深夜バイトは割増賃金が義務付けられているため時給が高く、シフトの入れ方によっては、平均的なアルバイトの月収よりも稼げるといえます。しかし、深夜に勤務すると当然ながらその時間に睡眠を取ることが難しくなるでしょう。 昼間、大学に行き授業を受けるのであれば、勤務後に十分な睡眠時間を確保することも難しいでしょう。睡眠不足および生活リズムの乱れは、体調やメンタル面に悪影響を及ぼす可能性があります。また、ほかの人と生活パターンが合わなくなり、付き合いに影響が出るかもしれません。 深夜バイトは高時給が魅力で、普通のバイトよりも効率よく高収入を得られるといえますが、体調に及ぼす影響やそのほかのデメリットを考えながらバイトをする必要があるでしょう。 出典 デジタル庁 e-Gov法令検索 労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第三十七条4項 厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧 令和5年度地域別最低賃金改定状況 独立行政法人 日本学生支援機構 令和4年度 学生生活調査結果(8ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部