北海道・白糠町ふるさと納税額、24年度199億円 町村別首位の23年度上回る
【白糠】釧路管内白糠町は6日、2024年度のふるさと納税の寄付総額が昨年12月末時点で199億5千万円(速報値)となり、同町の過去最高額を更新したと明らかにした。町村別で全国トップだった23年度の全体額を既に18.9%上回っている。全道的に不漁が続くイクラの加工品が人気を集め、新たに返礼品となったタラの加工品なども好調だった。 【動画】子羊ぞくぞく 白糠のめん羊牧場 同町によると、寄付件数は前年同期比25.4%増の125万3千件。このうちリピーターが4割を占めた。イクラの加工品の注文が伸びたほか、ホタテやサーモンの人気も安定。町内に進出した工場が手がけ、新たに返礼品となったタラやウニの加工品も好評だった。 棚野孝夫町長は「上質の返礼品を提供してくれる地元生産者の努力のたまもの。寄付金は、子育てや教育など未来につながるまちづくりに活用したい」と話す。 23年度の寄付総額は167億7800万円と過去最高で、町村別で全国1位。市も含めると全国4位、道内では紋別市に次ぐ2位だった。