スーパーフォーミュラ2024年シーズン開幕!話題豊富なシリーズ初戦を制したのは?
現役高校生Jujuが、レギュラードライバーとして参戦
宮田が抜けたTOM’Sには坪井翔が加入。継続参戦となった笹原右京がチームメイトを務める。KONDO RACING、docomo business ROOKIEは昨年と同じ体制で変更なしとなっている。 福住と大湯が抜けたホンダ陣営。ドライバーズタイトル3連覇を逃したTEAM MUGENは、昨年ランキング2位のリアム・ローソンがレッドブルのF1リザーブドライバーとしてチームに帯同するため卒業。ローソンが抜けたシートには、昨年FIA F2でランキング4位となった岩佐歩夢が加入した。野尻智紀が同チームから継続参戦し、TEAM MUGENは強力なラインナップを維持。今年もタイトル最有力候補だ。 B-Max RACINGは1台体制に縮小。同チームには昨年のスーパーフォーミュラ・ライツでチャンピオンに輝いた木村偉織が加入し、ステップアップを果たしている。福住が在籍していたスリーボンドには三宅淳詞が加入。三宅は同シリーズで2022年以来の参戦となる。 そして最も注目を集めたのは現役高校生Jujuの参戦だ。昨年まで欧州で活動していたjujuは昨年末に行われたスーパーフォーミュラの合同テストに参加し、ルーキー枠として3日間のプログラムを消化。テストでステアリングを握ったTGM Grand Prixからレギュラードライバーとして2024年シーズンを戦うことになった。 また、昨年までB-Max RACINGに在籍していた松下信治が開幕直前にTGM Grand Prixのシートを射止めている。
本人もびっくり!?阪口晴南が初のポールポジション獲得!
今年初の予選は気温、路面温度ともに低い難しい状況。予選Q1のA組はプルシェール、岩佐とF2組を含めた11台で競われた。 強力な名前が並ぶ中、トップでQ2に進出を決めたのは、昨年の最終戦で初優勝を挙げ勢いに乗る太田格之進。太田がマークした1分36秒284を上回るドライバーは現れず、山本尚貴、岩佐、木村、松下とホンダ勢が上位を占めた。Q1を6位で終えた山下が上記の5名とともにQ2に駒を進めている。 B組はフリー走行から好調の野尻、注目を集めているJujuら10台が出走。トップタイムを叩き出したのは全セクターでベストを並べた野尻だった。開幕前のテストで常にトップタイムを記録していた牧野任祐が2番手、以下、阪口、坪井、福住、佐藤蓮までがQ2進出を果たしている。 ポールポジションが決まるQ2。大方の予想はQ1で圧倒的な速さを見せた野尻だったが、最速タイムを刻んだのは阪口だった。 阪口は太田が記録したトップタイムを塗り替えて暫定1位に浮上。その後ろでは前半セクターで最速を刻みながら野尻がアタックするも、後半ではタイムが詰めることができず3番手でチェッカーを受けた。これにより阪口がスーパーフォーミュラで初のポールポジションを獲得した。太田、野尻に続いたのは佐藤、山本のNAKAJIMA RACINGの2台。昨年の怪我からの素棋戦となった山本は上々の出だしとなっている。 ■2024年 スーパーフォーミュラ 開幕戦 予選結果(Q2) 1 38 阪口晴南 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 1’35.789 2 6 太田格之進 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1’35.880 3 16 野尻智紀 TEAM MUGEN 1’35.926 4 65 佐藤蓮 PONOS NAKAJIMA RACING 1’36.034 5 64 山本尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING 1’36.057 6 3 山下健太 KONDO RACING 1’36.124 7 8 福住仁嶺 Kids com Team KCMG 1’36.156 8 5 牧野任祐 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1’36.295 9 55 松下信治 TGM Grand Prix 1’36.351 10 36 坪井 翔 VANTELIN TEAM TOM’S 1’36.387 11 15 岩佐歩夢 TEAM MUGEN 1’36.446 12 50 木村偉織 San-Ei Gen with B-Max 1’36.851