大富豪や成功者がスマホではなく「紙に書くこと」を大事する納得のワケ
僕たちが行動するとき、「必ず成功させる」ではなく、「仮説を試すだけ」と考えると、気持ちが楽になります。それでもまだ行動することに対して、たじろいでしまうあなたにはこんな言葉を贈ります。 お若い方々よ。打席に立ったとき、三振するのも情けないゴロを打ってアウトになるのも、かまわない。見逃し三振さえも許してしまおう。いけないのは、ただひとつ「打席に立っていることがよろこべないこと」だ。その打席に立ちたくて目を輝かせたのではなかったのか。 (糸井重里『羊どろぼう。』〈ほぼ日ブックス#〉より) あなたが希望して今の会社に入ったのだから、こうして打席に立つことは、もともと喜びだったはずです。その初心を忘れてはいけません。数のゲームを楽しみ行動し検証していくことには年齢は関係ありません。実際、黒板会社の採用コピーとしてこんなキャッチコピーがあります。 いくつになっても成長しようとする人の 見つめる先に黒板はある。 (株式会社青井黒板製作所/脇田賢一) 黒板をつくる仕事を「まっさらな未来に夢を描こうとする人と生きること」だと捉えるように、いくつになっても数のゲームにチャレンジできる、そんな生き方を紡げるようになっていきたいと思います。
● 大富豪や成功者ほど 手で紙に書いている 実験し計測したあとは、行動しっぱなしで終わらないように、気づきをきちんと書き記しておくことが大切です。母は毎晩「10年日記」に、今日あった出来事をコツコツと紡ぎ続けています。ちなみに10年日記とは、1つのページに、毎年の同じ日付が並び、それぞれの年ごとに2~3行で書いていける大きな日記帳です。たった3行程度の短い日記でも毎日書き綴っていくと、いろんな発見があります。 僕も一時期、10年日記をつけていましたが、例えば毎年同じ時期に大体いいことや苦しむことがあることに気づき、自分なりのバイオリズムが明らかになります。また、書いた当時は眠れなくなるほど苦しいと感じていた悩みも、1年後にはそこまで悩む必要もなかったな、と客観的に振り返ることができました。 このように日記帳に気づきを記し、写真や映画の半券など思い出の品を貼り付けていくと、とても分厚いスクラップブックのようなものになっていました。何事もコツコツ続けることで、自分だけの宝物をつくっているかのようです。本田健さんの『「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する』(永岡書店)という書籍には、こんな記述があります。