春日井会議所が市に要望書 ステーションAIとの連携など
【尾東】春日井商工会議所は8月29日、春日井市に要望書を提出した。木野瀬吉孝会頭と副会頭4人が春日井市役所を訪れ、石黒直樹市長に手渡した。 要望は①商業・観光・まちづくり②施策関連③その他―の三つをテーマに、計12項目をあげた。まちづくりでは、県のスタートアップ支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」との連携によるスタートアップ事業の積極推進など6項目、施策関連では各種申請手続きにかかる電子化の推進など5項目を要望した。 また、その他の項目として、老朽化が進む春日井商工会館の建て替えを検討するにあたり、2025年度に解体される市役所東庁舎の跡地など市の所有する敷地を候補地とし、既存の商工会館の活用も踏まえた連携を求めた。 木野瀬会頭は「今、会員企業は価格競争から脱却し『価値協創』を担える体質への転換が求められている。今回の要望は、行政とともに価値をつくりあげるという観点で作成した」と述べた。石黒市長は「しっかり検討し、年明けに正式に回答する」と応じた。