JR九州

　7日午後、JR鹿児島線を走行中の列車が、事故の発生など危険を知らせる無線を受信した影響で、博多―鳥栖間の上下線が2度、運転見合わせとなった。いずれも機器の誤作動とみている。この影響で、普通列車と特急列車の計45本が運休し、最大約2時間の遅れが発生。計約1万8000人に影響が出た。

　JR九州によると、午後0時10分頃、南福岡駅（福岡市博多区）付近を走行中の複数の列車が無線を受信。同駅に隣接する車両基地に止まっていた列車から発信されたことが分かった。

　しかし、同社が発信元の列車の特定を誤り、誤作動したとみられる列車を営業運転に入れてしまったため、午後3時5分頃、この列車が走行中に再度無線を発信した。