40代保育士が園児に平手打ち、鼻から出血 遊戯の指導中「指示がうまく伝わらず、かっとなった」 鹿屋市の認定こども園
鹿児島県鹿屋市の認定こども園で9月下旬、40代女性保育士が男児(5)の顔をたたく不適切行為をしていたことが7日、分かった。園を運営する社会福祉法人は「あってはならないことで、男児や保護者に申し訳ない」としている。 私物のカッター使い男児切り付けか 保育士の女「仕事や人間関係に悩み、思わず手を出した」 鹿児島市・認定こども園殺人未遂
園によると、保育士は9月28日、担当するクラスでお遊戯指導中、指示通りにできなかった男児に平手打ちをした。周囲が男児が鼻から出血しているのに気付き、保育士が止血した。帰宅後に男児から話を聞いた両親が30日、園に問い合わせ発覚した。 園は10月1日に市に報告し、保護者会を開き事案を説明。3日に保育士と園幹部が両親に改めて謝罪し、同日から保育士を出勤停止の懲戒処分とした。保育士は「指示がうまく伝わらず、かっとなって取り返しのつかないことをしてしまった」と話し、退職の意向を示しているという。 同法人の理事長(46)は「全職員に感情をコントロールする意識や迅速な報告の徹底を伝えた。今後同様の事案がないよう取り組んでいく」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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