【ハイライト動画あり】いつもより早い「慶明戦」は明治大学が慶應義塾大学を圧倒。ラグビー関東大学対抗戦
9月7日(土)に開幕した関東大学ラグビー対抗戦。9月22日(日)には4試合が開催され、東京・秩父宮ラグビー場では昨年2位の明治大学と5位の慶應義塾大学の伝統の一戦「慶明戦」が行われた。 【ハイライト動画】明治大学 vs. 慶應義塾大学|伝統の一戦は明治が快勝
なお、例年11月の第1週に行われていた「慶明戦」だが、両校の昨年の順位や開催場所の確保など総合的に判断され、今年は9月の対戦となったという。昨年は明治大学が66-40と乱戦を制したが、今年6月の練習試合でも明治大学が56-45で勝利していた。
開幕戦を73-17で勝利した明治大学は、開幕戦からFW(フォワード)2人、BK(バックス)2人のメンバーを交替した。
PR(プロップ)倉島昂大、LO(ロック)田島貫太郎(ともに4年)、SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(2年)、ケガから復帰した副キャプテンのCTB(センター)秋濱悠太(4年)がスターターとなった。また開幕戦でハットトリックを達成した1年のWTB(ウィング)白井瑛人(桐蔭学園)も引き続き先発した。
一方、筑波大学に12-34と敗れ、黒星スタートとなった慶應義塾大学は1人の変更にとどめ、WTB渡邉匠(4年)が先発した。また、FL(フランカー)中野誠章(桐蔭学園)、CTB(センター)田村優太郎(茗渓学園)、FB(フルバック)小野澤謙真(静岡聖光学院)のルーキー3人は開幕から2試合連続の先発となった。
「紫紺」対「黒黄」の伝統の一戦は6830人のファンが集い、午後3:00にキックオフされた。先制したのは、やはりFWの圧力に勝る明治大学だった。ボールを継続した後の前半4分、WTB安田昂平(4年)が裏にボールを蹴って自ら押さえて先制トライ。
10分にはFWが前に出た後、SH(スクラムハーフ)柴田竜成(3年)がグラバーキックを蹴り、そのボールをルーキーのWTB白井が押さえて12-0とした。紫紺のジャージーは攻撃の手を緩めず、スクラムを起点にSO(スタンドオフ)伊藤龍之介(2年)、CTB平翔太(3年)とつないでトライ。CTB平自身がゴールを決めて19-0とリードする。