IT系フリーランス男性を追い詰めた役所の非情 「自力で部屋を借りる事がこんなに難しいとは」
住まいを失ってから間もなく1年。フリーランスがいったん失った仕事を取り戻すのは容易ではない。それでも少しずつ依頼は増えており、マサルさんは「友人と取引先には恵まれました」と感謝する。 一方で賃貸アパート、特に定期借家はもうこりごりだという。取材を終えようとしたとき、少しだけ笑顔になったマサルさんが言った。「いつかお金を貯めて安くてもいいので一軒家を買いたいです。気長にリフォームすれば意外といけると思うんです」。
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藤田 和恵 :ジャーナリスト