【福岡ボート(サマータイム)一般】森永隆 7月の続きをやりたい
<24日・福岡ボート・初日> 好スタートを決めた。森永隆(36)=山口=は初陣となった初日8Rで、逃げた武田光史にこそあと一歩及ばなかったが、4コースからトップSを決めてまくり差しを仕掛け2着。初戦で高ポイントを獲得して幸先よく滑り出した。 ただ、本人の満足度は低め。今期(5月~)は〝脱2、3着型〟を掲げて勝利を重視し、現在勝率も6.42とA1ペースだからこそ信念を曲げたレースを許せなかった。「今期は伸び型のプロペラにして攻めるレースができている。それなのにうねりがあるという先入観でまくりに行けなかった。情けない」 機力は上々。前述した伸び型のペラ調整を施して、感触は明らかに前検より上向いている。「伸びる感じがあるし、回り足もまずまず。初日としてはいい状態です」。選手間でも既に評判になっているほどで足元に不安はない。 しかも、今節の相棒34号機とは浅からぬ縁も。7月末に登場した際は熱発で途中帰郷となったが、その時にもタッグを組んでいたのが34号機だからだ。「あの時は今以上に伸びが良かった。やれる自信があったので、あの時の続きを今回やりたい」。後ろ髪を引かれる思いで帰った7月のリベンジ戦。身に付けた攻めるレースを武器に、今節でA1昇格を決めるぐらいの覚悟でレースに臨む。(森 大輔)