加藤ローサがフランスで露骨な差別を体験「結構なカルチャー・ショックでした」車に貼られた侮辱的なメモ
最低限のライフラインを確保しなきゃって
「日本に帰国してから2人目を出産して、静岡で暮らしていた時期もあったんですが、この時も子供の幼稚園が一緒のお母さん、いわゆるママ友も出来ました。それまでは自分って社交的じゃないと思っていたんですけど、フランスでもブルガリアでもポーランドでも静岡でも最低限のライフラインを確保しなきゃって思ったら、“スーパーはどこにありますか?”とか“小児科はどこですか?”って自分から積極的に訊けるようになって。自分じゃ何も出来ないと思っていたけど、逞しく最強になった気がするんですよね」 ──環境が変化を与えてくれたんですね。 「そうですね。もうそうするしかなかった……っていうか。私がやるしかなかった、この二人の子を守るのは、みたいな(笑)。若い時はマネージャーさんもいたし、遠くだったけど母もいたし、友達も全員年上だったから甘えていたところもあったと思うんです。誘われたら、それに乗っかるだけで、自分からガツガツ歩いている感じではなかったけど、結婚してからは自分から積極的にいこうって。そうするとメッチャ生きてる~って感じがするんですよ。そういう意味では結婚って私にとってはすごい“激変”をもたらしたといっても過言ではないと思います」 加藤ローサ(かとう・ろーさ) 1985年6月22日、神奈川県生まれ。A型。T160。2004年に結婚情報誌『ゼクシィ』のCMで注目を集める。翌2005年には映画『東京タワー Tokyo Tower』で映画デビュー。2006年、『いちばんきれいな水』で映画初主演。2007年にはドラマ『女帝』で連ドラ初主演を務める。2011年にプロサッカー選手の松井大輔氏と結婚。 鈴木一俊
鈴木一俊