【NFL】「声が多すぎる」ことが新人QBヤングを苦しめたとパンサーズTEハースト
カロライナ・パンサーズはハイズマントロフィー受賞者である新人クオーターバック(QB)ブライス・ヤングを獲得するために将来をかけて投資したが、結果としてヤングは厳しい初シーズンを送った。ヤングにとってうまくいった部分はほとんどなく、一貫していいプレーを作り出すことに苦戦し、ひどく精度の低いパスを投げ、フットワークが後退し、悪い癖がついた上、脆弱(ぜいじゃく)なオフェンシブラインの後ろで散々な目にあっている。
6シーズンで4つのチームでプレーしたベテランのタイトエンド(TE)ヘイデン・ハーストはさまざまなオフェンスを経験しており、ヤングの耳に入ってくる声が多すぎたことが主な問題だと指摘した。
ハーストは『The Charlotte Observer(ザ・シャーロット・オブザーバー)』のインタビューに対して「明らかだったと思う。このロッカールームにいればわかる――とにかく声が多かった」と語り、こうつけ加えている。
「多くの人が舵を取ろうとしていたんだと思う。それで最終的には声が多すぎたね」
パンサーズは先のオフシーズン中に、QBプレーを強化するためにコーチングスタッフを整えた。それはヘッドコーチ(HC)のフランク・ライク、QBコーチのジョシュ・マカウン、攻撃コーディネーター(OC)のトーマス・ブラウン、シニア・アシスタントのジム・コールドウェル、パスゲームコーディネーターのパークス・フレージャーといった面々だ。
ハーストは、あまりにもシェフに注文をつける声が多すぎたと考えている。
「俺に言わせれば、あまりにも多くの意見があったと思う」と主張したハーストは、次のように続けている。
「みんなから正しい答えを求めるようなもので――意見が多すぎた――ブライスにとっては最悪だ。彼は多くの人からいろいろなアドバイスをもらいすぎた。だってアラバマのようなところから来ればね。あそこではセイバン(アラバマ大学コーチ)が王様で、彼が言ったことがそのまま通る」