人気ガールズケイリン選手が声優に初挑戦! 競輪場のヤジを熱演「とにかく体当たりで挑みました」
レース直前に気が抜けてしまった、思わぬヤジとは
ーー普段はヤジを受ける側のお二人ですが、観客の方々のヤジは聞こえているんですか? 荒川:もちろん聞こえてます! 小林:めっちゃ聞こえるよね(笑)。今回アフレコで演じてみて、ファンの皆さんは常日頃からとてつもないパワーでヤジを飛ばしているんだなと実感しました。 荒川:レース中はヘルメット被ってて聞こえづらいはずなのに、鮮明に入ってくるんで(笑)。観客の方たちのヤジって、私たちの全力の声よりもっと大きいんですね。!
ーーお二人が印象に残っているヤジはありますか? 小林:「●●からわざわざ来ました!」って声かけられたり(笑)。あと似顔絵や手持ちの横断幕を持っている方は印象的で、「またこの人来てくれたんだ」って認知してます。 小林:これヤジなの? って思うこともよくありますね。レース直前に「お昼ご飯何食べた?」とか、ホームバンクの立川の近くに、選手もよく行く中華屋さんがあるんですけど、「あそこのお店おいしかったー!」って報告してくる人とか。 荒川:ファン同士で喧嘩してたのは衝撃でした! (高木)真備と一緒のレースで、ある観客の方が「真備がんばれ!」って言ったら、その直後に別の方が「真備くるなよ!」って返したんです。そしたら「真備にそんなこと言うな!」って言い合いになっていて(笑)。 小林:それ私も聞いていたかも! 選手よりファンの方が盛り上がってて、ちょっと笑っちゃいました。変わり種ばかり言いましたが、普通に「がんばれ!」とか「応援してるぞ!」とかも聞こえてますよ。 荒川:キツめの言葉でなければ、やっぱり気合が入ります! 私以外を応援してる方から「くるなー!」って言われたときは、逆にやってやるぞって思ったり(笑)。
ーーつらい言葉に堪えてしまうようなこともありますか? 荒川:「前回お前に賭けて負けたぞ」って言われた時は心の中で「本当にすみません、頑張ります…」って思いました。「買ってたのに」とか「そんな走りしやがって」とか、お客さんに残念がられるのが一番しんどいです。レースが始まって目の前のことに集中するとネガティブな感情は忘れてしまうんですが、心の内には留めておいて、レース明けに思い出して反省してます。 小林:私がキツかったのは人気背負って落車した時。地面に倒れてても容赦なくヤジが飛んできました。勝っても負けてもヤジって飛んでくるんですけど、結局それだけ車券を買ってくれていた証拠だと受け止めてます。だからその時ダメでも、そのぶんまた頑張って取り返していこうと。 荒川:そう思わないと、かなり引きずる時もありますね。