【アカデミー賞2024】犬の参加に裸芸も…授賞式必見シーン10
現地時間3月10日(日)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第96回アカデミー賞授賞式。今年は日本でも女性たちの圧倒的な支持を得た『バービー』に『哀れなるものたち』、スリリングな展開で話題になった『落下の解剖学』、そして間もなく公開される『オッペンハイマー』と話題作が多数ノミネート、日本の映画ファンにとっても注目のアワードになった。そこで今回は授賞式の見逃せないシーンをピックアップ、レポートする。 【写真】豪華セレブが大集結! アカデミー賞 2024のレッドカーペットドレスを総覧
司会のジミー・キンメル、冒頭からアカデミー会員を批判
今回のアカデミー賞のノミネーションで多くの人を驚かせ、失望させたのは大ヒット映画『バービー』のグレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーがそれぞれ監督賞と主演女優賞にノミネートされなかったこと。オープニングのモノローグで司会のジミー・キンメルはしっかりそれに言及。「バービーはグレタ・ガーウィグのおかげでフェミニストのアイコンになった。多くの人が彼女は監督賞にノミネートされるべきだと信じてましたよね」。会場のセレブたちから拍手が起きるとジミーは「でも彼女に投票しなかったのはあなたたちなんですよ。関係ないみたいに振る舞わないで。あなたたちがやったんですよ!」。候補作を決めるのはアカデミーの会員たちの投票であり、会場に集まったセレブたちの多くがその会員。彼らが票を入れれば候補になったと厳しく指摘した。
ジミーは「マーゴットも外したくなかった。彼女がこの大ヒット作をまとめ上げたんだ」と主演と制作を務めたマーゴット・ロビーを絶賛。会場で前後した席に座ったライアン・ゴズリングとマーゴット・ロビーを指し示すと「見て、バービーとケンだよ」。そう言われて手を繋いでみせたライアンとマーゴットにジミーは「君たちのどちらかが今日オスカーを受賞しなくても、きみたちはすでにもっと重要なもので勝ってるんだ。つまり遺伝子ガチャで当たりを引いてるんだよ。それを知っておいてほしい」。ちゃんと笑いをとるところがさすがジミー。名コメディアンである。