1年でフォロワー数12万人増! 右肩上がりの売上を記録するアパレルのデジタル担当が語る「Instagramの育て方」
┌────────── 洋服を買いたくなる時期は、毎年一定の周期があります。たとえば、冬物のアウターならまだ暑い8月にアウターを着た動画をしっかりと投稿し、9月くらいからじわじわと投稿数を増やし、10月から販売していくというスケジュール感です。このようにイベントや季節ごとの一年間の動きを把握した上で、トレンドを組み合わせます(Remi氏) └──────────
■ [マイルール3] 自分の得意・不得意を知り、得意を伸ばす 現在、ピュアルセシンの販売スタッフは全員Instagramアカウントをもっている。なかでも7名の強化メンバーには、Remi氏がSNS運用のアドバイスをしている。リモートで打ち合わせをしたり、投稿する写真や画像の撮影を手伝ったりすることもある。どのようなアドバイスをしているのだろうか。 ┌────────── スタッフにはそれぞれコーディネートの得意・不得意があります。意外と本人が気づいていないこともあるので『こんな服を着たらもっと似合う』と客観的にアドバイスしています(Remi氏) └────────── こうしたアドバイスの背景には、Remi氏自身の経験がある。秋服のシーズンになるとフォロワー数が伸びていくが、春が近づくとフォロワー数が減っていくという経験をしたのだ。 ┌────────── 他のスタッフに相談したら『Remiさんはカーキが似合うから、もっとカーキを着た方がいい』と言われたんです。その通りにしたらフォロワー数が増えていきました。つまり、イエベ秋の私は自分に似合う秋色のカーキを着るとフォロワー数も増え、春服の色合いはあまり似合わないからフォロワー数が減っていたんです(Remi氏) └──────────
この経験から、Remi氏は販売スタッフに「自分が似合うものを知って、魅力的に見えることを意識する」ことをアドバイスしている。洋服のコーディネートはもちろん、小物使いや髪型など洋服をよく見せるための工夫も大事だ。こうしたアドバイスを素直にすぐ取り入れる人は、どんどんフォロワーが増えていく。現在3万人ほどになったアカウントもある。