Sareeeが高橋奈七永を撃破、1.3大田区で林下詩美と激突「エースはお前には務まらない」敗れた奈七永は来年5月に引退発表
奈七永「最後まで私は大好きなプロレスを思いきり、このマリーゴールドから届けていきます」
女子プロレス団体マリーゴールドは12月14日(土)、東京・新宿FACEで「MARIGOLD Wonderful Fight2024」を開催し、観衆464人(満員)の中で熱戦が繰り広げられた。 【動画】Sareeeに敗れた高橋奈七永は試合後に引退を表明(試合後コメント) 『MARIGOLD Wonderful Fight2024』 日時:12月13日(金)開場5:45PM/試合開始6:30PM 会場:東京・新宿FACE 観衆:464人(満員) メインイベントでは、初代マリーゴールド・ワールド選手権王者のSareeeが挑戦者・高橋奈七永を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。 ■運命のタイトルマッチに至る道程 7月の両国大会でジュリアを破り初代王者に君臨したSareeeは、10月の後楽園ホールでボジラ相手に初防衛を果たした直後、奈七永から挑戦表明を受けた。 当初予定されていた11月のタイトル戦は、札幌大会での前哨戦で奈七永が負傷したため延期。満を持しての開催となった今大会には、勝者が来年1月3日の大田区大会で林下詩美とのタイトル戦を行うという重要な意味が込められていた。 ■熱戦の幕開け 試合開始と同時に両者は鋭い視線を交わし、激しい張り手とラリアットの応酬が展開された。ロープ際の攻防から主導権を奪おうとする姿勢は、互いの闘志を如実に物語っていた。 中盤、Sareeeは場外へのフットスタンプで一気に流れを掴むと、リングにパイプ椅子を持ち込み、挑発的に奈七永を待ち構えた。一方、奈七永も挑発に応じ、椅子に座りながら激しいビンタ合戦を繰り広げ、場内は熱気に包まれた。 ■王者の執念と挑戦者の覚悟 試合終盤、奈七永は雪崩式のドラゴンスクリューやラリアットで猛攻を仕掛けるも、Sareeeはスリーパーホールドを用いて逆転の機会を伺った。最後はこのスリーパーが完全に極まり、レフェリーストップによりSareeeが勝利。 <試合結果> ▼メインイベント(第6試合)マリーゴールド・ワールド選手権試合 <王 者>Sareee 〇 vs <挑戦者>高橋奈七永 × 21分23秒、スリーパーホールド→レフェリーストップ ※初代王者が2度目の防衛に成功 ■奈七永の想いと引退発表 敗北した奈七永は試合後、リング上で観客に向かい「私は勝つためにリングに上がっている」と語りつつ、来年5月をもってプロレス界から引退する意向を表明した。「プロレスが大好きで、だからこうやって今日Sareeeの持つベルトに挑戦した。だけど負けた!勝っても負けてもみなさんにお伝えしたいことがありました。高橋奈七永、マリーゴールド1周年の来年5月にプロレス界を引退することを決めました。大好きだから!大好きだから、引退を見据えてどんな覚悟でこのリングに来たか、わかる人もいれば、わからない人もいると思う。わからなくってもいい。だけど最後まで私は、最後まで私は大好きなプロレスを思いきり、このマリーゴールドから届けていきますので、最後まで目を離さないでいただけると嬉しいです。今日は有難うございました」と涙ながらに語り、観客からは「パッション」コールが響いた。 奈七永はSareeeに握手を求め、両者が手を取り合う場面も見られた。しかし、Sareeeは「最後までパッション、パッション、パッション、うるせーババアでリングを降りろよ」と挑発を続けたが、最後はハグして両者ともに一礼、場内の観衆は「パッション」コールで奈七永にエールを送った。 ■林下詩美と2025年1月3日、大田区ビッグマッチで激突 試合後、Sareeeが「今この女子プロレス界でもっとも熱い女、2024年、女子プロレス大賞獲得したSareeeです。オイ、林下詩美!ちょっと上がって来いよ」とリング上に林下詩美を呼び込む。 一方の詩美は冷静に「2021年、すでに私が受賞した女子プロレス大賞、おめでとう。これで1.3私の挑戦する相手はSareee、アナタに決まった。私は絶対にそのべルトを取るし、アナタにはメチャクチャ全力でいきます。2025のマリーゴールドを作っていくのはこの林下詩美しかいないでしょ!」と覚悟を語り、赤いベルトへの強い思いを表明した。 Sareeeは「お前の言葉に、説得力のカケラもないんだよ。オマエさ、いつも眠たくなるような試合やりやがってよ。新年一発目、テメーのこと目覚ましてあげるよ、私が。でもね、悪いけどマリーゴールドのエースは、お前、林下詩美には務まらない。これは間違いない。だから私が2026年も私が新年一発目、この深紅のベルトを防衛してマリーゴールドを私が引っ張っていってやるよ!」と宣言し、大会を締めくくった。 新年早々の大田区大会で、Sareeeと林下詩美が繰り広げる闘いが、マリーゴールドの未来を大きく左右することは間違いないだろう。 <写真提供:マリーゴールド>
プロレスTODAY
【関連記事】
- 【マリーゴールド】Sareeeが高橋奈七永を撃破、1.3大田区で林下詩美と激突「エースはお前には務まらない」敗れた奈七永は来年5月に引退発表
- 【マリーゴールド】12月27日(金)~1月18日(土)東京・秋葉原「エンタバアキバ」にて、SHOP IN SHOPが期間限定でオープン!スペシャルイベントの開催も決定!
- 【マリーゴールド】山岡聖怜のデビュー戦を務めるMIRAIに直撃インタビュー「全てを受け止めてやる、かかって来い!」
- 【マリーゴールド】“スーパールーキー”山岡聖怜がMIRAIと1.3デビュー戦決定「ジュリアさんの仇を討ちます」
- 長期ブランクから復帰のマリーゴールド翔月なつみ、初めてのベルトを守る立場で奮闘中!