〈パリ五輪〉「全てのスキル足りない」 水球男子・新田、地元白山で報告会
●9月からドイツでプレー パリ五輪の水球男子日本代表でプレーした白山市出身の新田一景選手(ブルボンWPC柏崎)は9日、同市役所で報告会に臨んだ。新田選手は1勝4敗の成績に悔しさをにじませ、「全てのスキルが足りなかった。4年後のロス五輪はまだ考えられないが、攻撃も守備も1年1年磨いていきたい」と述べた。9月からドイツのリーグで腕を磨くことを明らかにした。 新田選手はパブリックビューイング(PV)など地元の応援について、「多くの人の声援は自分の力になった。スポーツの持つ力を学んだ」と感謝した。 現在はブルボンに籍を置きながらオランダのクラブでプレーするが、9月にドイツ・ルイスブルグのクラブに移り、引き続き欧州で武者修行するという。新田選手は「今はドイツで結果を出すことしか考えていない」と表情を引き締めた。 新田選手に花束を手渡した田村敏和市長は「頑張る姿は市民に夢と感動を与えてくれた」とねぎらった。吉本史宏市議会議長も奮闘をたたえた。